孤独でどうもやる気が出ないから、母性本能を自分に向けてみた。

この間、ついに30歳になった。

なんとなく感じていたことなのだけど、
ここのところどうも何もやる気にならない。すべてが億劫なのである。

仕事には特に不満はないのにやるべきことが頭の中でごちゃごちゃしていて
全てを後回しにしてしまう。

引っ越してきて1ヶ月、まだ不動産屋に送る書類も机の上に置いたままだし、
せっつかれている資料も手付かずのまま・・・。


これまで、そんな自分に危機感を感じた私は様々なことを試してきた。

だって独身アラサー、仕事しなきゃ生きていけないし、将来は不安だしね!


ということで、
女性ホルモンのせいかも?と思いピルを服用し始めたり、

セロトニンとドーパミンを出すとやる気が沸く!と聞けば
サプリやプロテインを飲んだり、

瞑想、アファメーション、日記・・・といろいろなことを試してみたものの

なんとなく効果という効果については微妙・・。
、というか全部一週間も続かねえ。

ADHDや過眠症、鬱なんかも調べてみたけどどれも当てはまるようで
しっくりとは来ないような、なんとなくそんな感じで過ごしてきた。

モヤモヤの霧の中にいるような感じで、怠惰な自分に嫌気が差して結構苦しかった。



そして、気づいたのは
「もし、子供やペットがいたら違うのかも?」ということである。


独身・アラサー・一人暮らし。
自分の身以外守るべきものも特になければ、
出世欲、承認欲求などについて大して熱量もない。


考えてみると彼氏や友達といるときはよく喋るし、やる気もある。
相手が落ち込んでいたら励ましてあげたくなるし、
彼氏にご飯を作ってあげたり、実家の犬ならお風呂に入れたりと、
そんなことは苦じゃない世話好きな自分に気づいたのである。

それなのに一人で予定もなく家にいると
何もかもがめんどくさくなってお風呂に入ることすら躊躇してしまうのだ。


ここで一つの仮説が私の中で持ち上がった。

それは、

【愛情を向ける相手がそばにいないからではないか?】

ということである。


そういえば母も、割と世話好きな方であると思うし、
父方の祖母も夫(祖父)が生きているうちは料理や家事など元気にやっていたのに
祖父が亡くなった途端、生きる気力を失ったかのように意気消沈して塞ぎ込んでしまって、数年と立たずに亡くなってしまった。


やはり、私に必要なのは「面倒を見る相手」だなと感じたわけである。

人は責任感を持って強くなるし、守るべきものがあってこそ強くなる。

そんなことをアニメの主人公も言っていた気がする。

現に、自然界でも子を持つメスは闘争本能が凄まじく、自分より何倍も大きな相手に向かって行くことがある、とも聞く。


私に必要なものは、この持て余した母性本能を向ける対象なんだ!


(じゃあとりあえず子供を作ってサクッと産んでみる?)とかいう考えが一瞬よぎりかけた自分を宥めながら、


「まずは自分をお世話してみよう!」と思ったのである。


一人じゃダメなミカちゃん(私)をお世話してあげる。という
親心的な心持ちで自分を見て、日々を過ごすのである。


これが今のところ結構効果を感じていて、

例えば汚れた食器や乾いた洗濯物だって今日は

「もう!ミカちゃんたらこんなに溜めて!だめだな〜」

とか思いながらシンクまでピカピカにすることができたし、

提出しなかった書類も

「私がやってあげるから!」的な気持ちでまとめてポストに投函までできた。


こんな感じで結構調子が良いので

今日はこのまま、宿題を終えていない子供を見るような目で

ミカちゃんが書類仕事を終わらせるまで監視したいと思う。


親心的な目で見ると、やっぱりミカちゃんには成功して欲しいし幸せになって欲しい。

純粋な愛情を自分に向ける

ことにもつながるような気がしてとてもオススメです。


抑うつ感に苛まれている方に是非試して欲しいなと思います。

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