小説を書き続けること。

小説を書き続けること。
今では趣味となりつつある。
ぼくには語彙力も表現力も才能すらもないけれど、楽しいと思える物の1つとなっていた。
ある友人に小説を書いてくれと頼まれたことと、小説を書いているネットのお友達(だと思っている方)がいた事。それがきっかけなんだろうなとなんとなくわかる。
初めのうちはどう書き出せば良いのか全く分からず試行錯誤を繰り返していた。
書いていくに連れ少しづつ慣れていく。
内容は滅茶苦茶でも何気に楽しく書いていた。

はずなのに、気が付けば小説を書くということが呪いのように感じ始めていた。
ぼくがノリで書いた女の子2人が心中するという話。
あれが絵の上手いリア友に何故か知られていた。
色々批判されるんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、そんなことはなくて。
寧ろ、もっと書いて欲しいと言われてしまった。
嬉しかったよ。認めて貰えた気がして。
ただ、調子に乗った罰なんだと思う。
書けなくなった。
思いつかなかったわけじゃない。
書きたいことは沢山浮かんだ。
手が動かないんだ。
体より脳が先走りすぎたのだろう。
早く書かなきゃ。って。
わかってんだよ、自分で自分を急かして造り上げた物なんて微塵も面白くないって。
書かない方がマシだって。
けど書いてないとやになるんだ。
おかしいなって自分でも思うよ。
書きたいと思ってるぼくと、
書かなきゃって思ってるぼくがいて。
うまく噛み合わないんだ。
歯車がズレてるみたいに、重ならない。
その原因は全て自分にあるけど、最善の解決策がわからない。
だからどうしようもない現状に入り浸ってるんだ。
終わりのない話をだらだら書いて書いて書いて。
面白味のない結末を綴り続けて。
浪費ばかりしていくんだ。
読んでくれる方々の時間も
これを描いてるぼくの時間も
すり減るだけで
実績なんて残らない。
書くだけ無駄なんじゃねえかって本当に思っちゃうんだ。

書けなくなりたくないけど、書けなくなりたい。
なんて、矛盾を願ってしまうんだ。

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