見出し画像

すかいらーく担当者に、学生スタッフが聞いてきた!【BranCo!特別編・担当者インタビュー第3弾!】


BranCo!特別編学生スタッフが、個別テーマ提供企業担当者にインタビューする企画第3弾。今回は、株式会社すかいらーくホールディングスの平野 暁さんにお話を聞いてきました!BranCo!特別編エントリーは、好評につき延長決定!5月23日12:00まで!
まだまだ間に合いますので、チームメンバーを見つけて、ぜひエントリーしてみてください!
詳細は特設webページをご確認ください!↓↓↓



1.現在の担当業務について

-はじめに、平野さんの現在の担当業務について教えてください。

(平野さん)
情報システム業務全般を担当しています。現在約50件のプロジェクトが同時進行しており、その統括をしています。例えば、デリバリー(宅配)事業。事業責任者として、PRや商品開発など、売り上げを伸ばすための活動もしています。

-たくさんのお仕事を兼任されているんですね。その中で、印象に残っているお仕事はありますか?

(平野さん)
やはり今まさに携わっている、デリバリー事業ですね。
5月初旬に全配達担当ドライバーにスマートフォンを導入、お届け先に最適なルートで配達できるアプリケーションを使えるようにしました。これまで当社の宅配事業では、担当ドライバー自身が地図を確認し、道を覚えてから配達しなければなりませんでした。しかし、導入したスマートフォン内のアプリケーションを使うことで、初めて配達する人でも宅配できるようになったんです。注文が入ると宅配担当ドライバーのスマートフォンに通知がいき、自動で配達経路を示してくれるシステムも入っているため、道に迷うことなく、配達が格段に楽になりました。実際にアプリケーションを使った現場担当者からの評判も大変良く、導入して本当に良かったです。


2.働く魅力は、「スピード感」

-このアイデアはどのように生まれたのですか?

(平野さん)
時期的には半年くらい前ですかね。まず初めにお店のオペレーションを見てから、こんなアプリケーションがあったらいいなあと現場の担当者も交えてディスカッションして、紙にスケッチしたりしました。実際のアプリケーションは、スケッチとは全然違うんですけどね。


-スケッチから生まれたアイデアが実際に現場へ導入されるんですね!今のお仕事で面白いと思う所はありますか?

(平野さん)
外食の仕事は製造業とは異なり、消費者がすぐに反応してくれます。とにかく反応のスピードが速いので、我々は常に新しいことをしないといけない。また、新しいことでも一度お客様が経験してしまうと、それが当たり前となってしまう。つまり、常にスピード感を持って対応していかないといけない。しかも、その結果は翌日の売り上げとしてダイレクトに返ってくる。これは非常に面白いですね。

-常に仕事の事を考えているとなると・・毎日とても忙しそうですね。では、休日はどのように過ごされてますか?

(平野さん)
僕は釣りが好きで、休日に仲間と船釣りに行くんですけど、その日の潮流とか気温とかを考慮して毎回少しづつ色々な調整をしないといけないんですよね。そっちの(釣りでの微調整の)ほうが仕事より、よっぽど大変じゃないかな。

-では、すかいらーくに入社した経緯や、入社前後での会社の印象を教えてください。

(平野さん)
僕は中途入社なんです。学生時代は会計を学んで、公認会計士の資格を取りました。最初は外資系のコンサルティング企業へ就職し、その後、製薬会社に移り、知人の紹介もあって、今の会社に転職しました。
すかいらーくに入社する前は、サービス業の方は親切な人が多いという印象を持っていて、その印象が入社後も変わらなかったことは良かった点です。ただ、クセがある人はいるんですけどね(笑)。
逆に印象と違ったというか、驚いたことは、外資系企業と日系企業の制度の違いですね。外資企業では、普通はスペシャリスト(専門の知識を持った人)が存在します。そのスペシャリストが専門性を発揮して企業で変化を起こすんですよね。もしそのようなスペシャリスト、例えばマーケティング担当がいなかったら、外部から専門の人を連れてきたりするんです。でも、すかいらーくでは、社内にいる人がマーケティングのポジションに入って、後天的な知識を勉強して業務を行っていくんですよね。しかも、かなり良い結果が出るので、そこは、とにかく驚きましたね。

3.「心を満たされた食体験」とは?

-ご自身のすかいらーくでの「心を満たされた食体験」はありますか?

(平野さん)
本当にたくさんの思い出があるんですけど、学生時代は、もう無くなっちゃったんですけど、スカイラークガーデンズ(現グラッチェガーデンズ)というお店が特に思い出深いですね。当時、一番お気に入りの店で、週に2~3回くらい行ってました。店長とも仲が良くて、ごはんも美味しくて。特にサラダピザというメニューは美味しかったです。8~9種類くらいのサラダにドレッシングがかかっていて、本当に美味しかったです。


-僕は試験勉強やレポート制作等でファミレスを利用することが多いのですが、ファミレスをこんな風に利用してほしいなど、お客様への希望はありますか?

(平野さん)
本当に、お客様には自由に使って頂きたいです。それこそ、ドリンクバーだけで長時間利用することも僕自身あります。ただ、一部の店舗では、混んでいる時間帯にお声掛けさせていただくことはあるんですけどね。個人的な願いでいうと、やはりファミレスに限った話とかではないんですけど、友達や家族、さらには従業員にも、おしゃべりして楽しんで欲しいなって。やはり、誰かと楽しく話しながら食べることで、ごはんの美味しさって増すと思います。

-では、社員の皆様は自社店舗にどれくらいの頻度で行かれますか? また自社以外のお店に行って、感じることはありますか。

(平野さん)
週に3~4回くらい、自社店舗に行きますね。もちろん他社店舗も行きますよ。自社より価格帯が高い店舗のメニューを自社店舗の価格帯で提供するにはどうしたらいいか、などはつい考えてしまいますね。

4.外食産業の課題について


-では、すかいらーくグループ全体についてですが、昨今の外食業界の概況、またその中でのテーブルレストラン業界の状況や課題について教えてください。

(平野さん)
来日する外国人の方が増えてきている中で、その新たなお客様にもいかにして当社の店舗を楽しんでいただけるかなど議論に上がることが多いです。
また、IT関係の面で言いますと、テクノロジーの導入は今後もっと早いペースで導入する必要があると考えています。メニューブックはデジタル化されましたが、まだまだデジタル化出来るものは多くあると思います。
例えば、モバイル決済システムです。ここでのモバイル決済というのは、会計の時にスマートフォンをタッチしたりして決済するだけでなく、注文から会計までの全てをスマートフォンで完結させるということです。注文前からスマートフォンで操作でき、追加注文もできて、会計もできるようにするんです。そしたら、会計に必要な時間が短縮でき、お客様の利便性が格段に向上します。

-御社のアプリケーションから得られるビッグデータはどのように活用されているのでしょうか?

(平野さん)
主に商品のプロモーションで使っていますね。あとは、Tポイントカードで得られるビックデータを使って、新規店舗の立地を考えています。新規店舗が非常に成功しているので良かったです。
ただ、まだまだビックデータの活用という観点ではポテンシャルが多く残ってるので、これからうまく活用できたらと考えています。

-最近増えている「一人飯」や「ちょい飲み」などのニーズに対して、取り組まれていることはありますか?

(平野さん)
「ちょい飲み」は、2014年頃に当社が提案して拡大したものなんです。
例えば、4人でごはんを食べていたとします。その4人のうち2人だけがお酒を飲みたい時など、当社の店舗では気軽にお酒を頼めますし、飲まない2人はソフトドリンクを頼むことができます。お酒を飲む人、飲まない人、それぞれのライフスタイルの変化にきめ細かく対応できることが今後ますます重要になってくるかと思います。
現代では、12時に決まって昼食を食べられるという人は、社会人では多くはないと思いますし、そのような時、どのタイミングでも昼食を提供できるように、店舗だけでなく宅配の仕組みも改めて考えることが大切だと思います。




-すかいらーくさんの一番の強みを教えてください。

(平野さん)
やはり、我々の店のほとんどが直営であることが強みだと思います。他のレストランって意外とフランチャイズが多いんですけど、直営の店舗が多いことによって、現場で働く従業員一人ひとりにブランドコンセプトが浸透しやすいですし、お客様のニーズに対して早く対応できると思います。
また、我々は利益を追求するだけではなく、社会のインフラとして価値をあげたい・皆さまの生活の質を上げたいと心から思っています。そういうのは企業文化であり、強みであると思います。

5.BranCo!特別編では、どんなアイデアを期待しているか

-今回のBranCo!特別編では、どんな学生にエントリーしてほしいですか?

(平野さん)
既存に囚われない、自由な発想をしてくださると嬉しいですね。私たちは、当然、金銭面や生産性など、ビジネスということを考慮しないといけません。そうではなくて、本当にそういうことを全く気にしないで好き勝手考えてほしいです。配達担当ドライバーのアプリケーションが一枚のスケッチから始まったように、あったらいいなぐらいの規模感からアイデアを考えて欲しいです。
また、ファミレスに行ったことがない人が、これだったら行きたいな、というような目線でアイデアを考えても良いと思います。

-参加する学生に向けての応援メッセージをお願いいたします。

(平野さん)
私たち株式会社すかいらーくホールディングスは、来年7月に50周年を迎えます。
今回のBranCo!特別編で出会ったアイデアに関しては、内容によっては、そのタイミングに組み込めたら・・ということも考えています。ぜひ、柔軟で面白いアイデアを期待しています。

-ありがとうございました!


以上、すかいらーくさんの担当者インタビューでした!
インタビュー中、印象的だったのは、社員の方の溢れる「すかいらーく愛」!そして、食事をお客さまに楽しんでいただけるように、味や品質はもちろんのこと、現場スタッフのモチベーションアップの仕組みを積極的に取り入れ、店舗の仕切りの高さに至るまで、些細なことにも気を配っていたのには、とても驚きました。
これからの「食」はその場での「体験」を通じて、さらに進化していく未来が想像でき、ワクワクする時間になりました!
学生のみなさん!すかいらーくさんの食体験をアップデートする仕組みを一緒に考えてみませんか?

エントリーは締切ですが・・好評につき、延長しました!5月23日の12:00までです!
エントリー締め切り後、課題提出期間が約1週間設けられていますので、まだチーム組み前の方も間に合います!
これを機会に、ぜひエントリーして、すかいらーくさんと一緒にアイデアの発想法や企画力を磨いてみてはいかがでしょうか!

エントリーはこちら!↓


それでは、みなさまのエントリーをお待ちしています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?