「彼」に一方的に救われる話

【閲覧注意】
希○念慮・自○企図について書いています。
と言うよりも、それしか書いてません。
救いもありません。
よって、メンタルの調子が悪い方にはお勧めできません。



昨日21時に飲んだデパスの効果が切れたらしく、目が覚めた。
現在、翌2時である。
希○念慮・自○企図が極めて強い。

誰か救急車を呼んでくれ。
手足を拘束してくれ。

まだ、○ぬ訳にはいかないんだ。
その為に用意した幾つもの理由でさえ、
この強烈な希○念慮・自○企図の前では無力だ。

発泡スチロール製の食品トレーをバーナーで溶かす。
目が覚めているにも拘らず、
脳裏には無関係で意味不明なシーンが入り始める。

背中に痛みが走る。そちらにも気が行く。
生存本能が成せる技だろうか。
希○念慮・自○企図が占める割合が低くなっていく。


徐々にメタ的視点へと移行していく。
この拙文を記す過程で、
希○念慮・自○企図に囚われている自分は単なる観察対象となり、
メタ的自分とは異なる個人へと変貌を遂げていく。
仮に「彼」と名付けよう。
「彼」と(メタ的)自分とは精神的にも物理的にも距離を空けていき、
いつしか「彼」は視界から消える。
気が付くと希○念慮・自○企図は消えている。

また助かった。

「彼」は消えたのか。
それとも「彼」はまだどこかで生存本能と希○念慮・自○企図の狭間で苦しみ、
逃げて行った自分に対して呪詛を吐き続けているのだろうか。
切り離すことで安寧を得た自分には知る術もない。

もし次に同じ事態を迎えても、性懲りも無くまた同じことをするだろう。
「彼」に苦しい部分を背負わせ、切り捨てるだろう。
それほど、あれは辛すぎる。




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