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私のロゼット お散歩森ぶら♪No.3

身近な場所でできる自然観察『お散歩森ぶら♪』。第3回のテーマは「私のロゼット」です。ロゼット(Rosette)の語源はバラの花。なんだか高貴な響きですね。

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冬、草木が茂っていない日当たりの良い場所に行くと、放射状に広がったバラの花のような形をした植物を見かけます。これは、冬の厳しい寒さに耐える為に地面に伏して、風雪や乾燥から身を守り、太陽光を無駄なく受ける為に植物が編み出した究極の形。この形をロゼットと呼び、いろいろな植物がこのロゼットスタイルを採用しています。

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植物は、この形で冬を乗り越えながら根に養分を蓄えています。また、地面に葉を広げた分だけ、春からの成長に向け、地中に根を張るスペースと、空中に茎や葉を伸ばす為のスペースを確保しているのです。運動会の日に朝早く並んで、我れ先にとレジャーシートを広げる保護者のように、他の植物よりも先に良い場所を陣取っているのですね。後から遅れて行くと、条件の良くない狭い場所の立見席しか残っていません。背が高くて細長いスタイルの植物は、そんな立見席の方がお好みの様ですが。

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ところで、こんな風に、道端のコンクリートの隙間からひょっこり出たロゼットを見かける事はありませんか?ここなら競争率が低く、日当たりも良好でマイペースに育つ事ができるかも。あらゆる可能性を探って、植物たちは生き抜いていますね。

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どうやって固いコンクリートをこじ開けたのか不思議でなりませんが、この後どうなるのか、観察してみませんか?

皆さん、毎日観察できるように、なるべく家の玄関の前辺りか、毎日通る道端で、マイロゼットを見つけてください。草取りの被害に遭いそうにない場所に根付いた、お気に入りの子を探して、ぜひ、名前を付けてくださいね。ロゼ子とかロゼットマンとか、お好きに。

★注意)安全に観察できる場所で見つけてください。車が通るような場所は避けましょう。

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放射状に広がった葉であれば、種類が分からなくてもOK。春になれば花が咲くので、その頃にはどんな植物か分かると思います。えっ?花が咲くの?と思ったあなた!(笑) 咲きますとも!

マイロゼットの花が咲いて種ができるまで、見届けましょう♪ 最近は暖かい日が続いているので、もう咲いている子もいますよ。

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このノゲシのように、花が咲く頃は茎が上に伸びてロゼットを卒業する植物も多いので、観察は暖かくなる前に始めましょうね。

ロゼットの究極の機能美に秘められた知恵の数々、、知れば知るほど奥深いです。中には地面をロゼットで覆いつくして他の植物の侵入を許さない種類もあるとか、、、

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実は先日、油山のさんちゃん先生にロゼットの事を教えてもらったのですが、先生は観察中、これはハハコグサ、これはノアザミ、これはブタナ、、、と次々と判別されてロゼットの達人でした! それで、先生がニコニコ紹介してくださった本が、このハンドブック「ロゼットはフィールドの宝石」と書かれていました。

冬のお散歩の楽しみとして、フィールドの宝石探しはいかがでしょうか?

☆彡ぶらぶらあぶらクラブの皆さんは、マイロゼットを見つけたら、日時、場所、葉っぱの形や大きさなどを記録しておいてくださいね。かわいい名前を付けて、毎日観察してみましょう♪

★注意)道端は車や自転車が通って危ないので、大人と一緒に安全な場所で観察しましょう。学校の校庭でも観察できると思います。

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