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ご近所ヒヨドリ お散歩森ぶら♪No.4

身近な場所でできる自然観察『お散歩森ぶら♪』。第4回のテーマは「ヒヨドリ」です。表紙の写真は、お散歩森ぶら♪第1回で紹介したように、椿の蜜を吸ってお顔に黄色い花粉のお化粧をしています(笑)

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ヒヨドリは、近くの公園や街路樹でよく見かける鳥ですね。油山のさんちゃん先生が、ボサボサ頭って言ってたのが面白くて忘れられないのですが、鳥の本での紹介文にも、ボサボサ頭と書いてある事が多いです。

今回の観察では、本当にボサボサ頭なのか確認してみる事をお題にします。

ヘアスタイルだけチェックしてもオッケーですが、時間があれば、下記の点についても観察してみてくださいね。鳥の観察は、樹木の葉が落ちた寒い季節の方が見通しが良いので、ぜひ今の時期に、探してみてください。

①どんなお顔? ボサボサ頭に赤茶色のほっぺ。(*表紙のヒヨドリは黄色いお化粧をしていますが、いつもは黄色くないです)
②どんな姿? 全長27.5cmくらいで、灰褐色、尾は長め。全国各地で見られるが、実は日本近辺にしかいない。
③どんな鳴き声?​ ヒーヨ、ピィーヨなどと甲高い声で騒がしく鳴く。
④どんな場所にいる? 街路樹や公園など、身近な場所にもいる。雑食で、昆虫、果実、種子など好き嫌いなく食べる食いしん坊。花の蜜も大好きで、椿、ロウバイ、桜など、花が咲く木の近くにいる事も多い。

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冬、油山の散策路には、ロウバイの黄色い花が咲いています。よく見ると、木の下の方に花がたくさん落ちていて、何でだろうと考えていたら、さんちゃん先生が「ヒヨドリが花をもぎ取って、美味しい蜜を舐めたら、ペッ!て花を投げ落とす」と教えてくれました。桜の花でも同じようにするそうですよ。

他にも、けんかっ早く、勝ち気な性格で、食べたいものがあれば小鳥をおどかしたりして横取りすることもある、わんぱくな鳥ですって(笑) しかし花粉や種子を運んだり、植物にとっては大事な存在なので、大目に見てください、、、と、そんな紹介をしている素敵な小鳥の本があります。

小鳥にまつわるストーリーを交えた内容で、著者の中村文さんの文章には、鳥を愛する気持ちが細部にまであふれています。また、小鳥たちのキュンとなるかわいい姿を捉えた写真は、鳥類写真家の吉野俊幸さんによるもので、鳥萌えアルバムや、オスとメスの違いなども掲載されています。この本は、図鑑としても、読み物としても、写真をながめるだけでも良くて、私はすぐ取り出せる場所にいつも置いています。

☆彡ぶらぶらあぶらクラブの皆さんは、ヒヨドリを見つけたら、日時、場所などを記録しておいてくださいね。きっと家のすぐ近くでみつかりますよ♪



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