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#好き023 Audible

Audibleは現在1,500円/月のサブスク契約が基本で、およそ40万タイトルのうちの12万タイトルの書籍が聴き放題になるサービスである。

たびたび無料だったり、それに近いような大幅な割引キャンペーンをしていて、解約も再契約も簡単な操作で行えるため、私は結構頻繁に契約を切り替えていて、1年間のうちに大体4ヶ月間ほど利用をしているのだが、その半分はちゃっかり無料のキャンペーンの恩恵を受けている。

何年か前までは今のようなサービスではなく、無料配信のタイトル数は大幅に少なくて、その代わりに契約者に毎月配布されるコインを使って、自分の気に入ったオーディオブックを購入(交換)する仕組みだった。私は、今の仕組みの方が断然気に入っている。自分で選んで購入したいと思うものは、聴くのではなく本で読みたいと思うことが多かったからだ。現在のように、サブスク契約内で、話題の新書を含む多くのタイトルが聴き放題になってから、Audibleに魅力を感じるようになった。それまでよりもずっとカジュアルにそれらの作品に触れることが出来るようになったからだ。

その最たるものが本屋大賞作品だ。
Audible本屋大賞作品との相性がとても良い。Audible本屋大賞作品を聴くという行為が、私にとって読書とも音楽鑑賞とも映像鑑賞とも異なる、新たな楽しみの一つになっている。

これまでにAudibleで聴いたタイトルは以下で、いずれもAudibleが薦めてきた、話題性のある評判の良い作品であり、どれも期待を裏切ることなく面白かった。

成瀬は天下を取りにいく、汝、星のごとく、流浪の月、黄色い家、爆弾、ハヤブサ消防団、同志少女よ、敵を撃て、ザリガニの鳴くところ、ラブカは静かに弓を持つ  など

スマホにアプリを入れれば、あらかじめデータをダウンロードしてオフラインで利用することもできるし、再生速度も自由に調整できる。私は、電車の中などAudibleに集中できるときには1.7倍~2.0倍速で、そうではない時は、1.2倍~1.5倍速で聴いている。それでも黙読するよりは遅い。例えば2024年の本屋大賞を授賞した「成瀬は天下を取りにいく」は、通常のスピードで約5時間の作品で、私はそれを3時間くらいかけて聴いた。ながらの3時間というのは、読書のための1時間よりも案外簡単に捻出できるものだ。

そう、私にとってAudibleの最大の魅力は「ながら聴き」である。
歩きながら、仕事をしながら、料理をしながら、買い物をしながら、運転をしながら、掃除をしながら、ゲームをしながら、Noteを書きながら、いつでも何処でも聴くことが出来るというのは、とても楽しい体験だ。これはもう読書とは全く異なる体験といえる。読書は読書、AudibleAudibleだ。
読みたい本は読み、聴きたい本を聴く。

ちなみに、本以外のAudibleのコンテンツで、唯一どはまりしたものがある。これは全話面白かったのに、続編がないのが非常に残念である。

柳瀬博一のリベラルアーツ入門

<ラインナップ>
【教養】
上田紀行と考える「リベラルアーツ教育」の本質(上田紀行)
出口治明が語る「リーダーが学ぶべき教養」(出口治明)
女性科学者が語る「脳の誕生」(大隅典子)
【サイエンスジャーナリズム】
山形浩生と考える「翻訳書」の向き合い方(山形浩生)
川端裕人と語る「サイエンスリテラシー」の高め方(川端裕人)
敏腕記者が読み解く「サイエンスジャーナリズム」のリアル(須田桃子)
【進化論】
編集者と語る『FACTFULNESS』の読み解き方(中川ヒロミ)
翻訳者と語る『利己的な遺伝子』の読み解き方(岸由二)
橘玲が語る「残酷な世界の生存戦略」
【アート×ビジネス】
名プロデューサーが語る「音楽と日本社会」(牧村憲一)
気鋭の学者が語る「身体とアートが生み出す世界」(伊藤亜紗)
橋本麻里が語る、日本美術の奥深き世界(橋本麻里)


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