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私的銭湯及びサウナの至福世界

僕たちにはお風呂があるじゃないか

 令和2年、夏。誰も予想もしていなかったコロナ禍でどこにも出かけられず、ストレスが溜まっていく毎日を過ごし、ようやく解除された緊急事態宣言。少しずつスパ、スーパー銭湯、サウナが開放されつつあります。去年あたりからサウナブームの波が来ているのは感じていたのですが、いまいち全乗っかりできない私でした。しかし、ここは再びサウナに入ることのできる喜びを謳歌し、皆と分かち合うために、私が個人的にスパやサウナが好きだなぁと思う所を思いつくかぎり上げていこうと思います。

サウナ→水風呂→外気浴の中毒性

「ととのう」という単語を、聞いた事がある人は多いのではないでしょうか。様々なメディアで紹介されているので、詳しい説明はいらないかも知れません。サウナに入った後に水風呂に入り、外気浴で休憩する。それを複数回繰り返していると、手足の感覚がじわりとして、意識がぼんやりしてくる(または鋭くなってくる)事があります。これは人によって感覚が違うようなので「ととのう」とはもっと個人的な体験なのかも知れません。また、各工程の時間については、その方の”サウナ力”によって適した時間が異なるので、決して無理はしないように、ということは肝に銘じていただけたらと思います。

誰かと競うためや、誰かに自慢するためにサウナに入る事は、もっとも愚かな行為の一つです。

参考のために、私が一番しっくりくるサイクルを記載しておきます。

高温サウナ(90度程度) 12分

水風呂(17度程度) 4分

外気浴 夏10分 冬5分

これを4セット

異論はあると思います。(ベテランサウナーなどに比べたら、サウナの時間が短く、水風呂の時間が少し長いように思います。)各自、自分にあった時間、方法を探してみてください。

お風呂から出た後の楽しみ

お風呂から出たら、やはり美味しいご飯やビールが飲みたいですよね!サイウナで汗をかいた後は、やはりお酒が美味しく感じるものです。本来、汗をかいた後は体内の水分が不足している事が多いので、お酒は逆効果になってしまいます。ですので、一杯目のお酒を美味しく飲んだ後は

必ずお水(若い方はスポーツ飲料なども可。お年を取られている方は糖尿病などのリスクがあるので不可)を飲むようにしてください

ご飯も、ご自身の健康と相談して、より良い物を選んでください(笑)。お蕎麦やうどんなんか、胃にも優しくておすすめですよ。私は温かいお蕎麦を食べる事が多いです。お酒にも合うし、温かい食べ物は身体にも胃にも良いらしいですよ。

土地の銭湯独特の人間模様

私は地元の方々が行くような普通の銭湯に行くのも好きです。昔からその土地に根付いた風情のある銭湯。休憩所もお食事処もない。露天風呂もない、サウナも水風呂も狭い。来る人は地元のおじいちゃんばかり。昭和から何も変わってないんじゃないかしら。そんな何もない銭湯。ないない尽くしの銭湯の何が良いのだろうか?

まず

値段が安い

都内であれば、入浴470円。サウナは銭湯によって違いますが、200円で入れるところが多いです。合計670円。ラクーアやかるまるに何回行けてしまうのだろう(笑)。

次に

スーパー銭湯では絶対に出会えない方々に会えます

スーパー銭湯はほぼ全て刺青、タトゥーが入っている方は入場禁止です。しかし普通の銭湯は、刺青入っていようが入場OKです(当たり前ですが)。場所柄もあるのかも知れませんが、入浴していると大体一人は背中に大きな龍の絵が描いてあるおじさんがいたりします。慣れていない方はそれだけで威圧感を感じてしまうかも知れません。しかし、背中に絵が描いてあるおじさんは地元の常連客だったりするので、オラつく事は決してありません。普通の客よりマナーも良いくらいです。正直、スーパー銭湯の方が変にオラつくおじさんやマナーの悪い客は多いです。一見さんが多いからでしょうか。銭湯の常連さん達が、他愛もない会話でキャッキャウフフしているのを、湯船に浸かりながら眺めるのも良いものですよ。

体温を上げる事で免疫力の向上が期待できる?

どうやら科学的根拠やエビデンスがある訳ではないようですが、体温を上げる事で免疫力が向上する事は、経験則的に広く知られています。一回サウナに行っただけで基礎体温がアップする訳ではないでしょうが、定期的にサウナに入り頻繁に体温を上げて行くことで、基礎体温が上がるようです。基礎体温が1度上がるだけで、冷え性の解消や免疫力の向上が期待できます。

また汗をかく事を日常化していくと、汗腺を鍛える事が出来るようです。汗腺が鍛えられると、皮膚のたるみや体臭の改善にも繋がるとの事です。私みたいなおじさんにぴったりですね!

最後に

思いつくままに書いてみましたが、これらは超個人的な意見で、本当にサウナを愛している方々には怒られてしまうかも知れません。それでも、私もお風呂をサウナを愛していますし、その心には疑いの余地はまるでありません。一人でも多くの方にスーパー銭湯やサウナに興味を持っていただき、お風呂業界にお客様が戻ってきてくれる事を、心から願っています。

さあ、サウナにいこう!!

お気持ち程度いただければ、私がビアを飲めます。