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何でも一度にやろうとしない

何でもたくさんいっぺんにやろうとして、または1度で解決しようとしたりして、失敗することって、ありませんか。

もちろん、理想としては、最初のトライで解決、いっぺんにすべてを解決、です。

が、現実的にそれが可能かどうか。

また、それをやろうとすると、けっこう大変な目にあう。

失敗してもよし、という余裕を持っていれば、失敗しても別に驚かないし、こういうこともある、とショックになりません。

でも、いっぺんになんでも・・・・・・と思っているとストレスになったり、失敗したらどうしよう、という余計な不安を呼んだりします。

そうしたう不安を持っていると、不安とは的中するようになっていますから、やっぱり・・・・・・とさらにストレスが増したり、やっぱり私ってダメね、となってしまいます。

「悲観的な人は、風向きが変わると、不平を言う。楽観的な人は、そのうち変わるだろうと、期待をする。現実的な人は、帆の向きをちゃんと風に合わせる。」ウィリアム・アーサー・ワード(哲学者)

周りの環境が変化することに期待しても、自分の思い通りになるとは限らないから、今できることは何なのかを考え、自分ができることを実践していくことで、たとえ周りが変わらなくても、やるべきことを確実にやれば、前進できるんじゃないかと。

私が思うに、皆さん、一度で何でも完璧にしよう、と自分でプレッシャーをかけすぎなのです。

このあたりはもっと現実的にココロの準備をしておけば、もっとリラックスして取り組めます。

「できるだけ妥協するのがいちばんの利口者。欲ばりすぎると損をする。」フォンテーヌ(詩人)

妥協せずにより高いレベルを求める点と、そうでない点を分けて考えなければ全てに対して完璧を求めるのは現実的ではないから、上手く妥協する術を身につけてみませんか?

完璧を求めすぎて、自らを追い込み過ぎないように注意してみてください。

初めてやることで、すぐ完璧にできるようになることなど、人生ではほとんどと言っていいほどありません。

最初の仕事で自分の天職に出会い、と言う人ももちろんいますが、大半の人はそうではないですよね。

トライし、迷い、悩み、試行錯誤し、の結果、めぐりめぐって落ち着くところに落ち着くもの。

習い事でもスポーツなどでも、やればやるほど上手になるものです。

一番最初からすべてこなせる人、何でも知っている人など、いません。

子供のころ、補助輪なしの自転車に乗ることも逆上がりも、跳び箱も、何度も練習しませんでしたか?

すぐできるようになる子ももちろんいるのですが。

一回でだめなら、二回目も三回目にトライしたってまったくかまわないはずなのです。

たった一回であきらめるのももったいない。

2回目三回目と続けてやっていくうちに、エキスパートになっていける可能性があるのに。

もし一度失敗してそれであきらめられるなら、もしかしたらその程度のことだったのかもしれません。

が、それにしても勿体ない。

1回目でうまくいかないことは恥じゃないですよ。

失敗しても失敗しても、しつこく何かを追い求められる、努力し続けられるということは、むしろ喜ばしいというか幸せです。

それだけの情熱がないとできないし、何かに情熱が傾けられるのは楽しいし、素晴らしいです。

それから、いっぺんにたくさんやろうとすると、必要なエネルギーが注げなくなって、どれもこれも中途半端になることもあります。

二兎を追うもの一兎を得ず、昔の人はよく言い得たものです。

「方向を間違えたり、やりすぎたりしないようにするには、まず『本当は重要でもなんでもない』1000のことに『ノー』と言う必要がある。」スティーブ・ジョブズ(アップルコンピュータ創業者)

すべてのことを、すべての人が満足できるようにすることは、現実的にも難しいのだから、できることと、できないことの優先順位をつけて、エネルギーを集中させて、限られた時間と資源を、有効に活用するように心がけていきませんか?

何かにフォーカスできて、必要なエネルギーを注げるからこそ、ひとつ何かが得られることってあります。

女性がいくらマルチタスキングが得意とは言ってもやはり限界があります。

さらに、物事には順番があり、ときに、1から5までスキップできるときもあるけれど、1、2、3、4、と順番にいかないと5に到達できないこともあります。

だから、先を急いでも結局コツコツ、が一番の早道だったりもします。

コツコツはときにのろいし面白くないしつまらないこともあります。

だからこそ、自分のやりたいことのほうがいいですね。

やりたいことなら、コツコツも苦じゃなくなる。

好きなことなら、コツコツ、という意識もないでしょうし面白くない、なんて思わないでしょう。

また、自分が楽しんでできたら続くので、楽しむ努力や工夫もあるといいでしょう。

何でもいっぺんにやろうとせず、いっぺんに解決しようとしないで、もっとリラックスして、どっしり構えて何でも取り組んでみてください。

一気に何とかしたい、劇的に変わりたいと思う気持ちも大切だけど、目の前にあることを確実にやることを疎かにしないようにしていこう!

毎日確実に、昨日より前進できることを継続してやっていこう!

自分がフォーカスするものは、ひとつふたつ、多くても3つくらいに収めておいたほうが、余裕もできて楽だしフォーカスもできてうまくいく確率もあがります。

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