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【メモ(memo)】忙しくしないでみる
あなたは、忙しいのが、好きですか?
忙しいの定義も、個人の判断なので、自分では、忙しいと思っていても、他の人からは、そう思えないスケジュールだったりします。
時間的には、それほど過密でないときでも、気分的に、忙しいときもありますよね。
気ぜわしいと、それだけで疲れる人もいれば、それが、パワーの素になる人もいます。
忙しいのが好き、というより、忙しくしているのが習慣みたいになっていて、ヒマだと逆に落ち着かない人もいるでしょう。
落ち着かないくらいなら良いですが、一人でヒマなのを怖いと思う人や、暇な自分を責める人もいます。
あなたはどうでしょうか?
お仕事で忙しいことは、良いことともいえますから、一概に、忙しいことを、どうこういう必要はありません。
が、忙しいのが続くと、ときに周りに人がいなくなっているときはないでしょうか。
忙しくて、周りのお誘いを断り続けていると、そのうちに、お誘いそのものがこなくなります。
忙しいと言っている人には、声をかけたり、頼みごとをするのも申し訳ないかな、と思ってまた疎遠になります。
何か、ふとしたチャンスや、出会いのきっかけなども、忙しいと逃がしてしまいがちになります。
少し余裕を持てるくらいなときに、物事のチャンスが転がっていることを考えると、忙しすぎるのはときに少し残念です。
それから、忙しくしていないと不安になる場合はどうでしょう。
例えば、忙しくしていないといけない、というような思い込みに支配されていると、そうなりますね。
「~しなくちゃ」は、現代人の典型的な思い込みのひとつ。
こんなときは、忙しくしていなければいけない理由を、ひとつひとつ書き出して、それが本当かどうかつぶしてみてください。
誰かが、忙しくあるべきだ、と言ったのを、自分のあるべき像として、受け入れてしまっていることはないでしょうか。
逆に、忙しくないと、何が起こるのでしょう?
それは、本当に起こることでしょうか?
さらに、忙しくないと、何していいかわからない、落ち着かない、なんて場合には、またちょっと別のお話。
こんなときは、自分と向き合うのが怖かったり、自分ひとりでいるのが怖かったりしているときではないでしょうか。
自分の正直な気持ちと向き合うのが怖いときは、人生の中ではありますから、こんなときも、あるかもしれません。
もしそうなら、向き合えるようになるまで、忙しくしてごまかすのも良いもの。
人は、準備ができるまでは、腰を上げないものですから、良いタイミングが訪れるまで待つしかないことも。
でも、もしそうでないのなら、忙しくしない、余裕を持つ、というのを実践してみると、意外なことに物事が回りだしたりします。
新しいことは、余裕のあるところ、受け取る手間ヒマのあるところにやってきますから、もし、あなたがいつも忙しいなら、少しスローダウンしてみるのもいいかもしれません。
忙しいのは、リソース管理の甘さと、問題の再発防止を怠った結果です。
「忙しい人」になってはいけない。
簡単なことを、楽に継続し、着実に、危なげなく、簡単にこなしている人こそ、真に仕事のできる人物であり、見習うべきやりかたですね。
【参考記事】
【今日の短歌】
「死ぬまでが暇だな 歌をうたひたい花の名前をもつと知りたい」
(逢坂みずき『虹を見つける達人』より)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024092066-m8J9Hslo2M.jpg)
「いまだ掬はぬプリンのやうにやはらかくかたまりてゐるよ夏の休暇日」
(上村典子『草上のカヌー』より)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024101546-mKE6WmUiUQ.jpg)
「藤棚のやうに世界は暮れてゆき過去よりも今がわれには遠い」
(田村元『北二十二条西七丁目』より)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024108424-HlHVRSraA3.jpg)
【参考図書】
「Four Thousand Weeks Embrace your limits. Change your life. Make your four thousand weeks count.」(English Edition)Oliver Burkeman(著)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024120570-SIwyJhS39i.jpg)
「解毒剤 ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ」オリバー・バークマン(著)下隆全(訳)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024128837-d3e01I7eMy.jpg)
「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン(著)高橋璃子(訳)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024140019-uz7EG0Qc0i.jpg)
「ネガティブ思考こそ最高のスキル」オリバー・バークマン(著)下隆全(訳)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024154492-71kQQT1irb.jpg)
「QUITTING(クイッティング)やめる力 最良の人生戦略」ジュリア・ケラー(著)児島修(訳)
![](https://assets.st-note.com/img/1711024163138-77XqlEx83f.jpg)
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