焦るのはやめてのんびり行こうぜ
あなたが最近、焦っていることは何でしょう?
「こうでなければならない」というような焦り。
このままでいいのかな?というような焦り。
変わりたい、でもなんだか難しい、というような焦り。
ほかにも、このまま私はひとりなんだろうか?
なんていう焦りもあるかもしれませんね。
でも結局、焦ってみてももがいてみても何にも変わらず、結局自分が疲れるだけだったり。焦ってジタバタしてつまづいたり転んだりするかもしれません。
もちろん、つまづくのにも、転ぶのにもきっと意味はあって、そこから学ぶことも出てくるでしょうから無駄とは言いません。
でも、焦っているときの気分が落ち着かなくて疲れるので、できれば焦らずに取り組める自分になりたいものです。
この際のんびり行こう!と開き直って思えればふっと楽になれるはず。
義務的に限定した考え方をしてしまうと、その範囲から発想は広がらないから、こうあるべきだという考え方ではなく、こうしたいという考え方に切り替えてみてください。
じたばたしたって仕方ない、とか、泣いても笑っても一日は24時間、など、何でもいいので、自分が納得できる良い意味の「のんびり」の方法を手に入れましょう。
あらゆる可能性はあるのだから、焦らないで自由な発想をしてみるためには、まず自分が焦っている理由をよーく見つめましょう。
第一に、なぜ焦るのか。
その必要があるのかどうか。
焦って何かメリットがあるのか。
さらに、結局私はどうしたいのか。
その理想というか、欲しい結果と現実にの間にどんなギャップがあるのか。
何があって、何が欠けているのか。
何がうまくいっていないのか、また逆に何がうまくいっているのか?などなど、いくつか自問自答してみると、焦っている理由や背景も少し客観的に見えてきます。
ゲーテも「焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。前者は過ちを増し、後者は新しい後悔をつくる。」と語っており、多くの場合は、やりたいことが満足できるようにできていないので焦ったり、後悔してしまっています。
繰り返しになりますが、どうして焦ったり、後悔してしまったりするのかを考えて、自分が納得できるように、悔いのないように全力でやってみることが大切ですよね。
結果は後からついてくるのだから。
ただ、焦る理由のひとつに、人と比べているから、なんていうのが出てくることはないでしょうか。
周りはみんなこうなのに、私は・・・・・・と焦るパターン。
これは不幸の素なんだけれど、わかっていてもやってしまう方が多いですね。
比べても仕方ないのに・・・・・・と知りつつも比べてしまう自分がいるなら、自分を人と比べることで何か目的を果たしているはずです。
周りと比べて、結局私はどうしたいんだろう?と考えてみると自分の中にある本当の気持ちでも出てきます。
安心したいのか、優越感に浸りたいのか、勝ちたいのか、それとも、自分がより劣っていることを再確認してさらに落ち込みたいのか、何かが出来ない自分の言い訳にしたいのか。
無意識なのであまり考えもしませんが比べるからには、何か理由があるはず。
すべての行動には何かしらの目的と理由があるはず。
その理由が見えたら、他の方法でその目的を満たすことや、違う考え方や見方をすることでなんともなくなったりします。
要は、のんびり行こうと理屈なしに思えないときには、論理で詰めて、焦る必要はないかもと思えるようになれれば楽です。
この点について、作家であるラ・ブリュイエールは、「ゆうゆうと焦らずに歩む者にとって長すぎる道はない。辛抱強く準備する者にとって遠すぎる利益はない。」と指摘しており、長期的で大きな視点で物事を考えれば、多少の問題は、その過程の一部に過ぎないことが分かるはずです。
焦れば焦るほど、周りが見えなくなり、悪循環に陥ってしまうので注意しながら、短期的なことで焦らずに、長期的な視点で、自分のペースで進んでいく点に注力してみる。
焦っていても、良い結果が出ることは少ないですから焦らない自分作りをしてみてください。
そういえば、人によっては焦っているほうが何かパワーが出るという方もいますね。
アドレナリン効果です。
確かに、〆切直前!なんていうときは普段一週間かかる作業が数時間でできたりします。
集中力とニーズのパワーはすごい。
これもありでしょう。
ただ、アドレナリン効果は、アップダウンも激しくなって、ずっと頼っていると疲れる可能性もとても高いのも事実。
そうではない方法を知っておくのもいいですよ。