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【今日は何の日】切削工具の日

切削工具は、工作機械とともに切り削る加工に用いられる工具のことです。

英語では、「cutting tool」と言います。

金属などの加工法のうち、その一部を取り去ることを手段とするものに、切削と研削があります。

前者は、工具を押し付け、表面を剥ぎ取るようにして削る方法であり、後者は、砥石を使って、表面を削る方法です。

この切削加工に用いる工具を、切削工具と言います。

高い精度を保ちながら効率よく切削加工をするためには、ワークや切削条件にあわせて、最適な

「工具材質」

「ツーリング」

「コーティング」

を組み合わせていくことが重要です。

【参考記事】

さて、この切削工具等を使用して金属加工の現場で活躍する工作機械には、色んな種類があります。

ここで、日本の町工場をレーベル化するプロジェクトである「INDUSTRIAL JP」の主役は、日本のテクノロジーを支える高い技術力(※)を持った町工場です。

その美しく、緻密な製造過程から生み出される音と映像を、気鋭のトラックメーカーがリミックスし、作品化していました。

その当時の最先端のテクノロジーとミュージックがシンクロする快感をぜひ体感してください(^^♪

【「INDUSTRIAL JP」工場音楽レーベル】
五光発條 × Sountrive「GOKO BANE」

浅井製作所 × Dorian「ASAI NEJI」

小松ばね工業 × DJ TASAKA「KOMATSU BANE」

岩佐歯車製作所 × Inner Science「IWASA HAGURUMA」

坂本製作所 × Cherryboy Function「SAKAMOTO Metal」

新栄工業 × DJ Gonno「SHIN-EI Press」

東洋化成 × DJ NOBU「TOYO VINYL」

明興双葉 × Paisley Parks「MEIKO WIRE」

富士フイルム足柄サイト × SUGIURUMN「Ashigara Film」

由紀精密 × Nao Tokui「YUKI TURNING」

新栄工業 × DJ Gonno「SHIN-EI Press VOISKI Remix」

ROKI × Yuri Urano「ROKI FILTER」

NIKKO × 食品まつり「NIKKO CERAMICS」

オミノ八潮工場 × TAKECHA「Omino Sign」

INDUSTRIAL JP / 文化庁メディア芸術祭

※:日本の町工場は相変わらず、素晴らしい技術力を持っており、この素晴らしい技術力とは、次の2つです。
①バラツキの小さい部品を作製できる力
②長期的な量産でバラツキを小さく生産できる力
①項は、簡単にいうと
「壊れない製品にする力」
等のことです。
②項は、簡単にいうと
「ほとんど同じ品質の製品にする力」
のことです。
②項は分かりにくいですが、今日、この店で買った製品と、1年前に、あっちの店で、買った製品の品質が同じということです。
①項は、ユーザーにとっては大切な品質です。
②項は、設計をする会社や組立工場にとってはとっても大切な品質なのです。
同じものを量産しているのに、品質が変わってしまっては大変だからです。
これら、①及び②項の力が飛び抜けて優れているのが日本の町工場ですが、こんな素晴らしい日本の町工場に、大きな3つの弱点があるのも事実。
①発注者(設計をする会社)とマッチングができない
②規模が小さすぎる
③製造業全体のDXから取り残されている

【今日の短歌】
「工具のごと硬く重くぎこちなく 付き添ひはただ待つだけなのに」
(梅内美華子『真珠層』より)

「工具とふ愚直さはよし分解と組立手引きのヴィデオに飽かず」
(梅原ひろみ『開けば入る』より)

「複雑に工具の並ぶ倉庫の中しんとしてたしかな統一感はあり」
(西村美佐子『猫の舌』より)

「あやふくも清しきひかり工具箱に立てかけられて曇りなき鋸」
(十谷あとり『風禽』より)

「あやまちを犯す予感にひえびえと工具売り場のバールはねむる」
(千葉優作『あるはなく』より)

「少年の糸鋸(いとのこ)一つ残りいて夕陽にひろき工作の部屋」
(馬場あき子『地下にともる灯』より)

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