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あいたくて

「あいたくて」(小さい詩集)工藤直子(詩)佐野洋子(絵)

きゅっとつまったちょっと切ない、とてもやさしい詩集です。

自分の中にあるモヤモヤとしたもの。

また、そんな気持ちをやさしい言葉で遊ばせた詩集でもあります。

この詩集に、あわなきゃ!?

わからない何かが少し、見える気がしてきます(^^)

そして、やさしい言葉しか使っていません。

いちばん短い詩は、シンプルに2行だけ。

ときには、自分のためにていねいにお茶を入れて、1篇の詩、いかがですか?

「くだけても これはわたしの こころ ていねいに ひろう」

なんだかぐさっときて、やがて、ふんわりしみる言葉ですね(^^)

あ!~あ・・・・・・

雑に生きてていかんいかん、ってハッとしてしまいますね^^;

自分のこころ、あんまりジャケンにしちゃいけないですよね。

だって、自分のこころ、だもんね!

つらくても…。

「あいたくて」このどうしようもない気持ち。

他者との接点を見出したい・・・・・・

自分の気持ちを受け止めて欲しい・・・・・・

本当のことを言われたら怖いけれど聞きたい・・・・・・

差し出す手と差し出される手の暖かさに涙する・・・・・・

心が千切れるように痛い日々・・・・・・

落ち込んだとき切ない気持ちのとき、この本を手にとってみると救われることも多いかもしれませんね。

「手に入らないかもしれないものでも、それを求めて生きていきていっていい?」そんな感じです。

みなさんは、今、何に「あいたい」ですか?

本書には、「生まれてきたってことは、迷子になったってことかなあ。・・・・・・なんて思っています。」とあとがきにありました。

そうそう、迷子の気分も考えようによっては、ステキなことかもしれませんね。

とても、なにかに「あいたく」なるから。

そして「あえてうれしい」から(^^)

P.S.おまけだよぉ~(^m^*)v ププッ

この詩集をちょこっと読んでいたら、↓下の曲を思い出しました(^^)

特に、思い出などありませんが、カラオケで歌ったことがあります♪

(*´○`)♀~♪

この曲以外だと、こんな曲たちも、逢いたい気持ちを募らせていますね♬


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