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My Sound DNA - Cecil Taylor -
練習日記で技術と音色について書いたので、高い演奏技術と美しい音色のセシル・テイラーのことを思い出した。
一時期凄くハマっていて、彼が詩の朗読をしているアナログ盤まで所有していたこともある。
彼が練習の鬼だったらしく、ピアノのひとつ鍵盤で、一番弱い音から最高に強い音までを出す練習を88鍵分毎日やっていたという話が有名だ。
自分で確かめたわけではないので事実かどうかはわからないけど、演奏聴くと事実だ
My Sound DNA - Scott Bradley -
子供の頃、同級生がガンダムに夢中になっていたが、全く興味がなかった。松本零士のマンガを読んでいたので、宇宙空間で人型ロボットが戦うのはナンセンスだと刷り込まれていたんだと思う。「ガンダムはガキが見るもの」と思っていた。自分もガキだったくせに。
夢中になっていたのは「トムとジェリー」。お酒飲んだり、煙草吸ったり、暴力があったりと、今の基準だとR指定されそうな内容だけど、だからこその大人な笑いに惹か
My Sound DNA - Joachim Kuhn -
最近ふと見たnoteで素敵なピアノ演奏を聴いた。
その演奏を聴いたら、若い頃に深夜番組で見たヨアヒム・キューンのトリオでのライヴに衝撃を受けたことを思い出した。
あまりにも衝撃を受けたので、当時働いていた外資系CDショップで、ヨーロッパのディストリビューターのカタログを調べまくって、ソロやトリオのアルバムを各アルバムを2枚ずつくらい仕入れた。
当時はネットもなく、ジャズ雑誌でも見かけたことの
My Sound DNA - JAPAN -
JAPANは、中学生の時に友人が貸してくれたカセットテープで初めて聴いた。
最初の印象は「???」だった。特にこの曲が収録されたアルバムは。
同時に借りた1stや2ndの方がわかりやすかったが、それほどのめり込まなかった。
20歳を過ぎて、少し音楽性も広がってきた頃に、何となく懐かしくなってCDを買って聞き直し、初めて衝撃を受けた。
彼らは日本ではアイドルバンドだったので、こんな音楽性になって
My Sound DNA - Norah Jones -
今回は、My Sound DNAとして書いてきた中でも、飛び抜けてメジャーなヤツになってしまった。
楽曲や歌声の素晴らしさは言うまでもない感じだけど、自分が影響を受けたのはウーリッツァーの音色。
ウーリッツァーの魅力に気づかせてもらったのはとても大きい。
ウーリッツァーの実機を買おうとしたこともあるけど、メンテナンスが大変そうだし、鍵盤弾きとしてバリバリ使ってあげられるわけでもないので我慢した
My Sound DNA - Mark Isham -
好きなトランペッターは沢山居るが、Mark Ishamには結構影響を受けた。
柔らかい雰囲気の曲でも、甘く鳴りすぎないさじ加減が大好きだ。
彼は映画音楽の作曲家として沢山作品を作っているので、彼の名前を知らなくても、その音楽を耳にしたことのある人は多いはず。
自分が好きな映画では、「遠い空の向こうに」(October Sky)が彼の音楽で、正統派でシンプルながら、じわっと心に染み込んでくる音楽
My Sound DNA
Princeが好きなミュージシャンは多いと思うが、Wendy & Lisaまで聴いてる人となると、グッと少なくなるのではないだろうか。
Princeのバックを努めた人達なので、演奏の凄さはあらためて語る必要ないが、何度聴いてもしびれる演奏だ。
「楽器を上手く演奏するとはどういうことか?」という疑問に対するひとつの答えだと思う。
Wendyの歌声がとても好きだということもあり、長年しつこく聴いて
My Sound DNA
若い頃に外資系レコード店で働いていた時に、スティーブ・ライヒが好きだという自分に、クラシック担当の同僚が教えてくれたのがPiano Circusだった。
ミニマルミュージックだけど、小難しい雰囲気は無いので、ポピュラーミュージックに耳が飽きている時などによく聴いていた。
細かいフレーズの部分よりも、フレーズが折り重なって表れるハーモニーとか全体の雰囲気に影響を受けたと思う。
My Sound DNA
これを続けるかどうか決めてないけど、自分の音楽に欠かせない存在をふと思い出したので、2つ目を紹介することにした。
当時は情報が少なかったので、若い頃に影響を受けたのはどうしてもメジャーどころになったしまう。
今回紹介するダニエル・ラノワも有名過ぎてちょっと恥ずかしいくらいだ。
ただのスタジオのオッチャンから有名プロデューサーになった人。
丁度自分が、100万超えのローンで8トラックのオープンリ
My Sound DNA
音楽の仕事をする上では勿論のことだけど、何より楽しい音楽生活を送るには、素敵な音楽を聴くことが欠かせない。
その範囲が広ければ広いほど、深ければ深いほど、楽しみは増えるので、苦手なものは少ない方が良い。食べ物と同じだ。
そういう意味では、納豆が苦手な自分は、納豆が好きな人と比べるとひとつ損をしているように思う。
ここでは作曲家としての自分を支えている先人の音楽を振り返って、今後の制作活動に繋げた