My Sound DNA - Joachim Kuhn -
最近ふと見たnoteで素敵なピアノ演奏を聴いた。
その演奏を聴いたら、若い頃に深夜番組で見たヨアヒム・キューンのトリオでのライヴに衝撃を受けたことを思い出した。
あまりにも衝撃を受けたので、当時働いていた外資系CDショップで、ヨーロッパのディストリビューターのカタログを調べまくって、ソロやトリオのアルバムを各アルバムを2枚ずつくらい仕入れた。
当時はネットもなく、ジャズ雑誌でも見かけたことのないアーティストだったので全く売れなかった。しかし、ジャズ好きでこのピアニストを知らない人がいたら勿体ないと思い、試聴できるようにしたりコメント書いてプッシュした。
すると、ポツポツと売れ始め、油断すると品切れになるくらいになった。
トータルではけっこう売ったと思う。
ドイツのピアニストなので、アメリカのジャズとは全くテイストが違って黒っぽさは微塵も無く、そこがお堅いジャズオヤジには受け入れ難い部分たと思うけど、ECMの作品群が好きな人や、特定のスタイルに捕らわれずに音を楽しみたい方には強力にお勧めできるピアニストだ。
自分が彼から音楽的に学んだのは、音楽的な自由と自分らしさを模索し続けることの大切さだと思っている。
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