「成功者」の幸福感とはどんなものか?をお話します。
昨今、世間ではニューリッチと呼ばれる人達を、成功者と言っているようです。
つまり、スタートアップ事業が成功したとか、投資ビジネスでお金を沢山稼いだ人達を指しています。
確かに、素晴らしいアイデアや、人脈・行動力でお金を稼いだ人を、成功者と位置付けることはある意味正しいと思います。
しかし、信じられないようなお金を稼ぐ人達だけを成功者と位置付けるならば、この世の中の殆どの人は成功者になり得ません。
今日は、成功者とはどんな人達かについて考えてみたいと思います。
1.成功者の定義を改めて考えてみると
まず、私達が生活する上で必要なコストと時間は、つぎの全てを作り出さなければなりません。
これらすべてを満足させて、はじめて平凡な生活を手に入れることができます。
そうです。
仕事を全うし、家族が円満に過ごし、家族が成長し、子供達が社会に貢献できる人を作るためのお金と時間です。
わたしから見れば、これだけでも十分な成功者だと思うのですが、皆さんは如何お考えでしょうか?
2.世間で言われている「成功者」の幸福度
ここからお話することは、あくまで私見です。
私の知人に
ニューリッチと呼ばれる人達がいます。
すでに事業を大成功させて財を成した人達がいます。
彼らは、そういう人達が集まるコミュニティーを作り、その中で人脈や資金の調達をしながらスタートアップや、継続してきた事業をさらに成長させています。
そういう場に同席すると
「凄いなぁ。。。華やかだなぁ。。。こうやってマネタイズするんだぁ」
って感じます。
彼らの話は、すべて興味深いものばかりで思わず羨ましくなります。
しかしよく考えると、彼らの話の要旨は次のようなことです。
これを否定するものではありませんが、若干の違和感を感じます。
それは、「誰に貢献して、どういう喜びを感じて貰うか?」
という話が全くないわけではありませんが、彼らの話の中ではあまり印象に残りません。
事業の醍醐味は、やっぱり顧客が喜んでくれて、その結果マネタイズができて事業が成功することが、一番幸福感を感じることではないでしょうか?
3.成功者と幸福の関係
自分の幸福感のスケールがお金であれば、どんどん稼げばいいことです。
お金を稼いで、高級車に乗って、美しい女性達と楽しく過ごす。
でも、私はそういう人達を沢山見てきましたが、彼らが歳を重ねると決まって同じ事を言います。
「飽きた!」 笑い
です。
アメリカの富裕層と貧困層を対象に幸福感について調査した結果、次のことが分かったそうです。
つまり、お金は幸福感を感じるためには重要な要素であり、ある程度稼がないといけないが、程度を越えると求めることが違ってくる。例えば、
人と関わりたい
人と何かを一緒に成し遂げたい
人と一緒に喜びたい
学びたい、知りたい
健康で生きていきたい
これが幸福感の源だとすれば、稼ぐべきお金の多寡は最初に述べた【お金に関わる7つのコスト】と【時間に関わる5つの項目】が満たされれば十分成功者だと思います。
「平凡な生活」が幸福感の源であり、「平凡な生活」を手に入れた人が真の成功者だと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか?
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