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「シニア向け起業セミナーに参加してみたら、相当ヤバかった!」_セカンドライフ

最近、私のFaceBookに、やたら「定年者向け、起業のためのコンサルティング」みたいな広告が上がってくるようになりました。

1.怪しい「シニア向け起業セミナー」に参加してみた

きっと私のネット検索履歴や、FaceBookの書き込みでターゲットにされているんでしょうけど、試しに広告にアクセスしてみたら呆れてしまいました。

こんな内容です。

「定年後の再雇用は給与もぐんと下がるし、何もやることがない人は産業廃棄物扱いになってしまいます。」

「でもネットを使えば誰でも簡単に起業できる時代です。もしやるべき仕事がイメージできないのであればお手伝いします。」

※この内容でセミナー参加費は、金5,000円也。

どんな人達が参加しているのか知りたくて、5,000円セミナーに参加してみると、オンライン参加も含めて大体50人くらいの人達がいました。
びっくりです!

セミナーの要旨は以下でした。
●貴方は、どんなことに興味を持っていますか?
●それは、誰かに喜びを与えることが出来ますか?
●経営のことを知っていますか?

あとは、他人の成功事例の羅列であまり聞いていなかったのですが、周りの人達は真剣に聞いていました。
・・・・みんな術中に嵌まっているぅ・・・・

セミナー終わりにセッションと称する個別相談も用意されていて、コンテンツ作り、HP作り、SEO対策、経営などについて相談を受けるとのことでした。(参加費は3万円)

ひょっとすると、参加したら怪しいフランチャイズを提案されるのかもしれません。(おおお 怖!)

多分、ここで高額なセミナー参加費を提案されるのでしょう。。。。。

2.セミナーに参加しても、何も生まれません

ちょっと考えれば分かるはずだけど、何のコンテンツも持ち合わせてない初老の定年退職者が、人(セミナーで提案されたこと)から言われたことを始めても成功する可能性はかなり低い。

成功する人は、40代、50代で自分の「強み」と「コンテンツ」を見出してそのタネを育ててきた人達です。

それを安直なセミナーに誘導して集金しようとする業者は如何なものかと思いますが、このセミナーを信じ「藁にもすがる思い?」、または「一攫千金、退職金つぎ込んでいっちょやったるかぁ」的なギャンブルする人も如何なものかと思います。

退職後に起業し、成功された方を何人も知っていますが、皆さん「目指す姿と目的」「コンテンツ」を持ち、並外れた「好奇心と行動力」がある人達ばかりです。

さらに事業を長く継続できている人達の特徴は、お金を稼ぐことは「目標」であって「目的」としていない点です。

つまりお金は、目的を達成するための手段であって、目的としていないという意味です。

もしそういうモチベーションやコンテンツを持たず、セミナーの参加してして共感してしまったら、先に進む前にいったんやめて自分の足元を見つめて下さい。

自分の「能力」、「強み」、「人から感謝されたこと」を思い出し、それをコンテンツにできるか真剣に考えてみて下さい。
つまり、そのコンテンツで本当に人の喜びに繋がるかです。

その上で、セミナーに乗っかるかどうか判断すれば、セミナーの術中に嵌まる危険性はかなり低くなり、大怪我せずにすみます。

しかしなぁ。。。こんな安っぽいセミナーでも集客できるなら、私も如何わしいセミナーでもやっちゃおうかしらん 笑い 

「貴方の幸せは、私の幸せ!。。。いっしょにユートピアを作りましょう!」
なーんてキャッチではどうかなぁ。
最近、「引き寄せの法則」だの「思ったらそうなる」だのと自分の本質を置き去りにして、他人に導いて貰おうとする傾向が強くなってきているような気がする。

そんな学びより、DX、UX、行動心理学を学んで、顧客が求める潜在ニーズに答えるビジネスを考えた方が、成功への近道だと思う。

相当やばいぞ日本。皆さん 気をつけましょうね

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