「ミツバチのリーダーシップ」と「ドラッカーのリーダーシップ」が面白い
リーダーシップについて、面白い記述があったので、今日はそれを深掘りしてみました。
リーダーに求められるのは、ミッション、目標を達成するために戦略戦術を立案、実践、修正しながらメンバーを束ねることです。
リーダーシップ論については、様々な書籍がありますが、今日はミツバチのリーダーシップと、マネジメントの大家 ピーター・F・ドラッカーのリーダーシップを分析してみたいと思います。
1.ミツバチのリーダーシップ
『脳には妙なクセがある』池田裕二著に、ミツバチのリーダーシップについて面白い記述がありました。
ひとつの巣の中にいる全てのミツバチの行動をコンピューター分析すると、以下のことが分かるそうです。
要約すると
●食料の正確な位置を知るリーダーの数が10%だと、集団のパフォーマンスが向上する。
●リーダー達が、自分の考えに固執すると組織は崩壊する。
●リーダー達は、折り合いを付けながらマネジメントすると上手くいく。
どうやって分析したかはさておき、この3つのミツバチの根源的なリーダーシップは、もともと日本人が持っている「気配り」「気働き」を感じます。
2.ドラッカーのリーダーシップ
ドラッカーのリーダーシップとは、ミッションを実現するために目標、戦略、戦術をメンバーと共有し、行動をマネジメントすることで成果を上げることです。
そのためには、次の4つ実行することだと述べています。
この4つは全て正しいことです。しかし、不慣れなリーダーが一生懸命やってしまうと、メンバーは堅苦しさゆえに心の扉を閉ざしてしまいます。
例えば、いざ素晴らしいリーダーになろうとすればするほど、以下のようになってしまいます。
●メンバーの話を聞こうと目を見て、大きくうなずき、メモをとる。
●自分の考えを分かって貰おうと、一生懸命熱く語る。
●言い訳しないということは、相手にも言い訳を許せなくなる。
●ミッション達成が第一。自分の個人的な感情は二の次だと考える。
3.理想のリーダーシップ
私は、ミツバチのリスクマネジメントに興味が湧きます。
人は、なにか行動するときには、必ず余力、余白、遊びがないと高いパフォーマンスを生み出すことができません。
例えば、
ゴルフは、肩に力が入っていては良いショットはできません。
野球は、肩に力が入っていては、ボールを遠くに投げることができません。
スポーツは全て、脱力しないと高いパフォーマンスがでません。
ビジネスは、相手になんでも熱く、ガツガツやられては一緒に仕事する気になれません。
まずは「気配り」「気働き」を身につけてから、ドラッカーの4つの行動すれば必ず成果をあげれるようになります。
皆さんは如何お考えでしょうか?
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