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「運」とはスピリチャルではありません。体系化したコンテンツが成果を生んだとき。。「運」が来た。。という話です。

世間を見回すと、運のいい人が沢山いるように思えます。

そういった人達の生き方をスピリチャルな解釈をして
「引き寄せの法」とか
「運命を掴む方法」とか
「思ったらそうなる」

というようなコンテンツを提供しているコンサルが沢山います。

この是々非々はさておき、今日はなぜ運のいい人、運の悪い人がいるかについてお話したいと思います。

1.「運のいい人、悪い人」を観察すると見えてくること

競馬で大穴を当てたり、宝くじの一等を当てること。
これは本当に運がいいと言えるでしょう。

ここでは、このようなケースではなく、例えば事業を起こして大成功した人や、投資がうまくいって成功した人達の話に焦点を当てます。

こういう人達の話はメディアの大好物で、その人の成功のプロセスだけに焦点を当てて、次のようなWhat、Why、How、Resultに集約して流しています。

What 何が起こって

Why その時、何を思って、
   どういう仮説を立て、
   解決すべき問題は何かを考えて

How どういう方法で解決したのか?

Result その結果、どうなったのか?

本当は失敗したWhat、Why、How、Resultが沢山あるはずなのに、こういうケースは切り取られ、私達が目にするのは成功したWhat、Why、How、Resultだけです。

だから、成功した人達は「運がいい人」「引き寄せる人」「持ってる人」「思ったらそうなる」に見えてしまいます。

2.「引き寄せの法」の正体は、プロテスタントのニューソート思想から始まった考え方です。

引き寄せの法の考え方のルーツは、150年前のキリスト教にあります。

当時、神と通じる手段は、カトリック教にしかなかったと考えられていました。

そこに、個人と神との間にカトリックは不要と唱えるプロテスタントが現れ、エマソンという伝道師がこんなことを唱えたそうです。

思想家 で 伝道師 でも ある ラルフ・ウォルドー・エマソン を 筆頭 に、 個人 が 神 と 直接 対話 する こと は 可能 で ある、 なぜ なら どの人 にも 内 なる 神性 が ある から だ、 という 考え が 主流 と なっ て いく。

リチャード・P・ルメルト. 良い戦略、悪い戦略 (日本経済新聞出版)

この考え方がさらに拡大解釈されて、神秘思想になっていきました。

この 思想 から クリスチャン・サイエンス が 派生 し、 すべて の 病気 の 原因 は 心的 な もの で あり、 健全 な 思想 と 信念 を 持つ こと によって 病 を 根絶 できる と 唱え た。 

リチャード・P・ルメルト. 良い戦略、悪い戦略 (日本経済新聞出版)

これが現在に伝わって、信念や想念が「モノやコトを動かせる」と言った神秘思想になってきました

これをニューソート思想と言うそうです。

つまり「引き寄せの法則」は、おそらく「ニューソート思想」から始まっていると言えます。

3.「運」を掴むには、どうすればいいのか?

どんな人でも、過去を振り返れば、

「あぁ。。あのとき英語ができれば、あの会社に就職できたのに」
「あぁ。。あのとき資金があれば、今主流の事業の寵児になれてたかも」

というような経験があるのではないでしょうか?

つまり「運がいい人」とは、

チャンスが来たときには、すでに準備が出来ていてそれを掴める武器(コンテンツ、スキル、人脈、資力など)を備えていた人達ということです。

しかし、
どんなチャンスが来るか分からないのですから、、、
どんな武器を準備しておけば良いか分からない。。。
武器作りは、好きなことでないと継続できない。。。

成功者とは、そんなことは考えず、自分の好きなこと、やめろと言われてもやってしまうことを積み重ねて、知識、経験、知恵を体系化してコンテンツ=武器を沢山作った人達です。

4.武器を作る前に、まずは自己分析から始めましょう。

まずは自己分析して人に言われなくても継続できることを探すことです。

What 何か問題が起きたとき

Why 何故その問題が起こったのか仮説を立てて
   いくつかの仮説の中から、解決すべき課題を抽出して

How 課題を解決する方法を考えてReult 実践して結果を分析する

このプロセスを記録しておいて、問題が起こったとき、どんな仮説を立てて、どんな課題を発見して、どんな実践法を考えたのか?

ここの中に、自分の特性と強みが隠れています。

例えば私の例ですが。。。起点となるWhat,Whyを考えると以下のようになります。

What ロジラテ思考のビジネス書を出版したい
Why 仮説1⇒Youtube動画でコンテンツを露出すれば出版社の目に留まる
仮説2⇒Noteでコンテンツを露出すれば、出版社の目に留まる

   課題1⇒動画のスクリプト作成とトークのスキルアップ
課題2⇒記事のスクリプト作成と、文章力のスキルアップ

実際にYoutubeとNoteをやってみると、動画作成は続けられませんでした。
つまり私には動画制作を楽しんで出来なかったと言うことです。

その代わりNoteの執筆は未だに継続できています。
最初の記事と今の記事を見比べてみると、格段に文章の構成力が上ってる実感もあり、それだけで達成感を感じながらストレス無く執筆を続けています。

さらにネタの作り方も、添付記事のように別のコンテンツになりかけて、楽しくなってきています。

後は、来るかどうか分からない出版のチャンスを待ちながら、やり続けられるかどうかですが、これこそ運次第です。

※まぁ 執筆自体が楽しくなっているので、来なくても楽しくやっていきますが。。。

「運」とはそういうものだと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか?

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