「会社の目標」と「自分の目標」を一致させて楽しく生きる方法 その①
どんな企業でも、中長期、年度、半期の目標を持っています。
わたしが現役の頃、会社の目標に日々追われ、そこに疑問を感じることすらナンセンスに思えていました。
まぁ自分の夢ぐらいは持っていましたが、出社した瞬間そんなことは別世界。
成果を上げることに必死になっていました。
では会社員は、何のために生きて、何のため働くのか?
今日はそれについて書いてみました。
1.「会社の目標」と「自分の目標」をロジラテ思考分析すると見えること
会社の目標と個人の目標をロジラテ思考で分析すると、こうなります。
1)会社の目標とは
①What(会社で何が起こって)
●中長期、年度、半期の目標が設定される
●そのための戦略、戦術が設定される
●戦略、戦術のための組織人事の再編が進められる
②Why(何故そうなるのか)
●企業存続の利益を稼ぐため
●戦略、戦術の実践を通じて人材育成、人材発掘するため
●得られた利益で、投資計画をたてるため
③How(何をするのか?)
●戦略、戦術の進捗管理(数値管理)
●組織再編、人事異動、人材教育プログラムの推進
●投資計画の立案と推進
ここから、以下の会社ストーリー見えてきます。
2)個人の目標とは
会社員は目標達成の中で、何を思いながら生きているか?
①What(何が起こって)
●日々、目標達成に追わている
●会社の目標の達成と、自分の夢の実現は別だと考える
●会社の教育プログラムは、言われるからやっている
②Why(何故そうなるのか)
●目標達成は絶対条件であり、昇格昇進に繋がるから
●夢の実現を考える時間がないから
●教育プログラムは、仕事と考えているから
③How(何をするのか?)
●仕事に集中し、戦略戦術を愚直に実践する
●夢の実現は、時間ができたらやる
●会社の教育プログラムは、こなせばいい
ここから以下の、個人ストーリーが見えてきます。
3)「会社ストーリー」と「個人ストーリー」は繋げられないのか?
もし、会社ストーリーと個人ストーリーが上手く繋げられれば、どうなるでしょうか?
つまり、個人の目標達成が、会社の目標達成に大きく寄与できる状態です。
読者は、
「そんな都合良くいくはずないでしょ」
と思われたのではないでしょうか。
これは私の例なのですが、こんな方法で会社ストーリーと個人ストーリーを繋げてみました。
①What(何が起こって)
●自分の目標達成が、会社の目標達成に繋がることをしたい
●定年後、退職金と年金で生活の固定費を賄えるようにしたい
●現役のときから副業し、定年後にある程度稼げるようになりたい
②Why(何故そうなるのか)
●自分の「学び」が会社の目標達成に繋げられれば、時間の確保と費用負担を会社に相談できるから
●定年後、経済的、心理的不安を解消したいから
●定年後、余裕のある生活をしたいから
③How(何をするのか?)
●マネジメントセミナー講師、コンサルを目指す
●社内マネジメントスクールを開校し、スキルとコンテンツを醸成する。
●学びのため、外部セミナーの受講や学会に入会する
ここから、会社ストーリーと個人ストーリーを一致させたストーリーを考えると、次ようにになります。
社内マネジメントセミナーを実施した結果、受講生達が学んだことを積極的に実践するようになり、トップも喜んで頂きました。
このように自分の得意なことや興味あることを、会社の戦略戦術のなかに織り込んでしまえば、会社の目標と一致できるようになります。
是非、トライしてみて下さい。
きっと会社人生、定年後が楽しくなるはずです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?