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プロアマ関係なくスケールは覚えたほうが良い

おはようございます、カズです。

色んな練習方法があると思いますが、何はともあれ僕はスケールの運指、ポジショニングは暗記することをお勧めします。

理想は48音階、長音階+自然短音階+和声的短音階+旋律的短音階、各12音階ずつです。

僕の生徒さんには24種類は覚えようねといつも話していますが、今日はその理由を書いてみます。

大体の西洋音楽は音階でできている

無調性という調性がない、あえて調性を定まらせていない曲もありますが、基本的に今から約2,500年前にピタゴラスによって音階が作られてからずっと西洋音楽は音階を主軸に音楽が作られています。

パッヘルベルのカノンはニ長調D major

運命という呼び名で有名な交響曲第5番 / ベートーヴェンはハ短調、c minor

このように音階は曲を吹く上で99%欠かせない要素になっています。

味噌汁で言えば出汁のように重要な要素の音階ですが、曲を演奏している時に今自分が何音階の曲を吹いているのかなんとなくでもわかって吹くのとそうでないのでは天と地の差です。

こればかりは覚えてやってみないとその効果は実感できませんが、強くお勧めします。

初見に強くなる

ほぼ9割の曲が音階によって成り立っていると言いましたが、それゆえ音階の運指や響きを一度覚えてしまえば新しい曲が来た際、吹いたことがない曲を演奏する際に対応しやすくなります。

まして金管バンドに多くみられる連符などは半分以上が音階や半音階で構成されていることが多いため、その調性と音階の運指さえ覚えておけばぱっと演奏できます。

色んな基礎練習を創作できるようになる

多くの場合吹奏楽経験者はフラット系の調、F, Bb, Eb, Abの4つぐらいしか覚えていない場合が多いです。

さらに基礎練習もひたすらBb majorの調性の中でしか練習を行わないためBb majorの曲には対応できますが他の調性になった途端頭の中の音と指と楽譜とがごっちゃごちゃになり演奏が難しくなってしまうようです。

しかし、少なくとも長短24種類の音階の運指やポジションを覚え頭の中の調性感も持っておけば様々な調で基礎練習ができるようになります。

常にBb majorで基礎練習をするのも悪くはないと思いますが、世の中にはあと23音階、もっと言えば47音階ありますので時には色々な調性で練習をするのも単純に楽しいです。

まとめ

歳を重ねれば重ねるほど新しいことは億劫になるようです。

でも僕は思います、プロアマ関係なくどうせ死ぬまで音楽を楽しむのであればできること、知っていることを増やし、さらに既に持っている知識や技能も常にアップデートさせながら演奏していったほうが100%楽しいです。

毎年新曲も発表されてます。それらに対応していくには最新の技術と知識が必要です、さらに今最新の技術と知識で改めて過去を演奏してみるとまた違った発見があるはずです。

音階もその一つです。音階のためだけの様々な教則本も販売されているので覚えるまで何度も何度も様々な方法で試してみると良いです。

もし覚えられたらぜひ一緒に練習しましょう。

Enjoy!

Thank you

Kazz


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