老化って病気らしい-炎症-

最近は老化ってなんなんだ?っていうことをテーマにして勉強をしていたんですが、いろいろ繋がってしまって面白かったのでメモ。

老化というと避けては通れない事ということは間違いなさそうなのですが、老化関連疾患っていう言葉があるように加齢が原因と言われている病気ってあるんですよ。

老化関連疾患っていうのにはどんな病気があるかというと動脈硬化、糖尿病、認知症、心不全、がんなど身近なものが多い印象ですね。僕も仕事で頻繁にお会いする病気たちです。

で!個人的に衝撃だったんですが、なんと肥満も老化が原因とされているようでして、肥満って老化なのか~と世の中の見方が少し変わりました(笑)
職場の先輩とか近所のおっちゃんとかが「食べる量は変わらないんだけど、最近中年太りがね~」とかよく言ってましたけど、あれは老化だったのかと納得であります。

それなら、なんで老化するのかって疑問になったんですけど、老化の原因としては炎症が大きいみたいです。実際、仕事をしていると炎症が良くないっていうのは、なんとなくわかってはいたんですけど、実際どう悪いのかまでは知らなかったんですよね。

そもそも炎症っていうのは、ダメージを受けた時に起きる人体の防御システムの1つとされていて、恒常性を回復させるための適応反応なんですよね。恒常性っていうのは体が安定した平衡状態を求める反応なんですけど、この恒常性を保つ働きのおかげで傷を放置していても治るわけで、短期間なら炎症も悪いものではなさそうです。

しかし、炎症にもいろいろ原因がありまして、急性炎症としては感染とか組織損傷(怪我)、慢性炎症としては組織への持続的なストレスが原因と言われています。

持続的なストレスを引き起こすのは免疫や炎症制御異常の病気ですかね。有名なもので言うと関節リウマチあたりでしょうか。炎症値としては低レベルのものが多いようです。
急性炎症なら感染や怪我が治れば炎症が短期間で落ち着くので問題はなさそうですけど、慢性炎症はヤバそうです。長い間、とろ火で体を煮られている感じですかね。

この慢性炎症で老化が進んでいくと言われているんですけど、細胞が老化するとその老化細胞から炎症性サイトカインという炎症を促進する物質を放出するらしい。

炎症が細胞の老化を促進し、老化した細胞がさらに老化を促進するという恐ろしい無限ループですな。この炎症ががん化のリスクを上げるとも言われているので、こりゃやべぇや~って思った話でした。

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