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多様な表現に触れ、アートの役割を自分なりに考える(啓明学院高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

対話型鑑賞やワークシートを用いて自分なりの見方で作品を鑑賞し、アートの役割について考えを深めるプログラム。

■開催日時
2023年8月2日(水)~3日(木)
■参加者
生徒14名+先生2名
■問い合わせ日
2023年5月15日(月)
2023年7月13日(木)事前レクチャー
■認知経路
ウェブ問い合わせ

生徒が取り組んだワークシート

スケジュール

■1日目

11:20 宮浦港着
11:45 昼食
12:30 ベネッセハウス ミュージアム
13:45 李禹煥美術館
15:00 家プロジェクト
17:00 終了

■2日目

10:15 地中美術館
11:30 杉本博司ギャラリー 時の回廊
13:00 昼食、ラップアップ
     (1日目のワークシートと2日間の感想を共有)
14:15 自由時間@宮浦港
14:55 離島

特徴

プログラムの特徴

・1日目のベネッセハウス ミュージアムと李禹煥美術館ではワークシートを用いたり、対話型鑑賞をしながら自分なりに作品を観て解釈する練習をし、その後の自由鑑賞で主体的に鑑賞できるよう段階的にワークを含めた内容にした。
・個人で取り組んだワークシートの内容を翌日発表してもらうことで、他の方がどう考えたかを共有し、視野を広げられるようにした。

参加者の反応

最後のラップアップでは、ワークシートに記録した内容と2日間の感想を発表してもらった。同じ作品を観た人同士が抱いた違う意見、一緒にまわっていたグループ内での違う意見などが見られるなど、それぞれが感じたこと、考えたことをしっかりと言語化できており、自分の考えを整理したり、他の人の意見に触れて視野を広げる機会になっていた。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

5 / 5 点

■コメント

・生徒達の興味関心を高めるような解説とワークショップで、鑑賞の助けになりました。
・とても良い距離感で生徒達に接していただき、現代美術への理解を促してくださいました。生徒達も満足そうでした。
・作品のことを詳しく知るスタッフから直接解説を聞けるので、生徒たちの学びが大きかったと思いました。

まとめ・考察

・ワークシートは熱心に取り組んでおり、宿に持ち帰って翌日の発表までに仕上げてくださっていた。作品をよく観察し、考えるためのツールとして機能していた様子。
・興味関心が様々な生徒が集まっており、作品を鑑賞し自由に解釈する/自分なりの見方を見つけることは達成できていた。

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