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アートの役割を自分なりに考える(東京都立総合芸術高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

直島島内を徒歩で散策し、ミッションに取り組みながらアートの役割を自分なりに考えるプログラム。

■開催日時
2023年11月10日(金)
■参加者
生徒143名+先生9名+添乗員2名
■問い合わせ日
2022年6月7日(火)
2023年6月21日(水)事前レクチャー
2023年6月28日(水)事前学習(周遊計画作成)
■認知経路
ウェブ問い合わせ

スケジュール

  9:42 宮浦港着
10:00 3コースに分かれてミッションに取り組みながら班別行動
     ①地中美術館
     ②ベネッセハウス ミュージアム
     ③家プロジェクト、ANDO MUSEUM
14:30 宮浦港集合
14:55 離島

特徴

プログラムの特徴

・人数が多いため各班につき1施設のみ鑑賞施設を指定。ワークシートを用意し、作品鑑賞時に活用できるようにした。
・事前に鑑賞施設の希望をとり、生徒自身で周遊計画を立ててもらった。
・島内に3箇所ワークスポットを設けて、徒歩で散策しながらワークスポットで「アートの役割を考える」ミッションに取り組む内容にした。
・ミッションワークはSlidoに投稿してもらうことで、他の人の意見を見られるようにした。

参加者の反応

■アートの役割とは?(コメント抜粋)

・癒し
・文化の継承
・心を豊かにする
・まさかの角度からの切り口
・自己表現
・地図にはなかった土地
・心の拠り所
・作品を通して自分と向き合うこと
・人々の生活には関係ないイレギュラーな存在だが、拠り所や希望を見いだす役割がある

企画担当者からの評価

■満足度

4 / 5 点

■再利用意向

3 / 5 点

■コメント

・島全体が芸術的な施設になっており島全体を楽しむことができた。
・もっと生徒にはゆっくり時間を取って鑑賞させてあげられるような行程を組むべきだったと感じている。
・人数規模は時間を調整して今後依頼することはあると思います。今回と同じ規模とプランで依頼することをあまりお勧めはできないです。

まとめ・考察

自由鑑賞を基本とした行程だったが、ワークシートやミッションワークに取り組みながら主体的に鑑賞できていた印象。人数が多いため、事前に班ごとに周遊計画を考える時間を設けていただけたのがよかった。事前学習から来島まで少し時間が空いてしまったため、当日の注意事項や取り組んでほしいワーク内容など、来島直前に再度アナウンスする時間を設定してもよかったかもしれない。(大黒)

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