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アート鑑賞を通して、表現の幅を広げる(松蔭中学校・高等学校 アート部)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

2日間を通して様々な手法で表現された作品を鑑賞し、自分の制作活動における表現の幅を広げるプログラム。

■開催日時
2023年8月22日(火)
■参加者
生徒32名+先生3名
■問い合わせ日
2023年6月3日(土)
■認知経路
メール問い合わせ

本村レクチャーの様子
班ごとに本村周遊プランを考える

スケジュール

■1日目(※アテンドなし)

12:35 宮浦港着
13:00 ベネッセハウス ミュージアム(ワークシート提供)
14:00 ヴァレーギャラリー、屋外作品
16:00 自由時間@宮浦港
16:35 離島

■2日目

  8:42 宮浦港着
  9:00 地中美術館
10:30 1日目の振り返り、本村レクチャー
11:30 家プロジェクト、ANDO MUSEUM
12:45 昼食
13:15 家プロジェクト、ANDO MUSEUM(続き)
14:15 自由時間@宮浦港
14:55 離島

特徴

プログラムの特徴

・アテンド不在の1日目はワークシートを事前にお送りし、ファシリテーターがいなくても対話型鑑賞の思考プロセスを踏みながら作品鑑賞ができるようにした。
・ワークシートの内容を共有する時間を設け、他の人の考えに触れるパートを設けた。
・本村散策前に、ベネッセアートサイト直島の活動背景、集落やそこで展開する作品の特徴をお伝えし、自由鑑賞に向けた鑑賞のフックをつくった。

参加者の様子

・2日目に設けた振り返りの時間では、前日取り組んだワークシートを近くの人2~3名で共有し合ってもらった。宿泊先で加筆していたり、ワークシートに書き込んではいないが自分の言葉で作品の印象を話していたり、それぞれ熱心に作品鑑賞に取り組んでいた様子がうかがえた。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

5 / 5 点

■コメント

過去に、自分たちでプログラムを組んで鑑賞ツアーをおこなったことがあったが、まわることに気を取られすぎて、余裕がなかった。今回は行程表があったため、安心して鑑賞することができた。

はじめて現代アート作品に接する生徒たちに、未知との遭遇を楽しんでもらおうと思うと、どうしても説明不足になりがちであったが、やはり要所をおさえた解説をしてもらうことで、より理解が深まった。

真夏であったので、日陰のないエリアを歩くのは短い距離でも大変だった。

まとめ・考察

・レクチャーは集中して聞いていた。自由鑑賞の直前に実施したことで、鑑賞したい作品を考えたり、周遊計画が立てやすくなったのではないか。
・レクチャーや振り返りの時間を設けたことで、作品を観て終わりではなく、思考を巡らせながら様々な表現の作品と向き合うことができたのではないかと思う。(大黒)

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