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作品鑑賞を通して自分なりに考えを深める(駒場東邦高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

滞在時間が短いため、案内をコンパクトにして鑑賞時間を確保。生徒が主体的に行き先を決めるという方針に合わせ、2つの行程案から選んでいただいた。

■開催日時
2022年9月28日(水)
■参加者
生徒25名+教員2名+添乗員1名
■対象
高校2年生
■問い合わせ日
2022年1月28日(金)
■認知経路
ウェブ問い合わせ

スケジュール

11:20 宮浦港着
11:45 昼食
12:30 ベネッセハウス ミュージアム(自由鑑賞)
13:30 宮浦港周辺(直島銭湯「I♥湯」外観、屋外作品など)
14:20 宮浦港発

特徴

参加者の反応

≪タイム・エクスポーズド≫
タイトルや、白と黒の境界線がぼやけている様子から、一つ一つの作品がこの場所に置かれた時期が違うのではないかと考えた。よりぼやけているものの方が昔に置かれていて、劣化していく経過を見せているのではないか?

≪黄色と黒のボート≫
作品が置かれている屋外の砂浜は人工的に感じる。あえて土地を切り開いて作ったような印象。先にキャンバスの作品を展示してから、それに合わせて屋外空間を作ったように思う。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

5 / 5 点

■コメント

島内にある観光スポットもそれぞれ離れているので観光に時間がかかった。

高松から船で一時間かかるがそれ以上に素人でも見入ってしまうほど独特で非日常な作品ばかりでとても充実していて、その作品を解釈し考察することですごく楽しめた。

リゾート地に行くのもいいが、なかなかいく機会がない。「小さい離島」というのも日常で自分たちが触れるコミュ ニティとは違った雰囲気や新しい発見で溢れており、また違った面白さで楽しめると思う。

まとめ・考察

・生徒自身で行先を選んでいたこともあり、意欲的に作品を鑑賞していた。
・生徒同士で話し合いながら作品を鑑賞している姿もあり、自由鑑賞の形式はマッチしていた印象。
・一方で「現代アートは分かりづらい」という声もあったので、導入として対話型鑑賞を入れられるとより深い鑑賞体験に繋げられたかもしれない。
・滞在時間が短かったため鑑賞施設を絞ったが、地域再生に関心を抱いている生徒が多かったので、集落を中心とした本村エリアも見てもらえるとよかった。(大黒)

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