見出し画像

地域学習ーアートによって直島にもたらされた変化を考える(北海道大空高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

自然や集落を舞台に展開するアート施設をワークシートを用いて体験。アートによって直島がどう変化したか、グループディスカッションを通して考え、発表し合った。

■開催日時
2022年12月3日(土)
■参加者
生徒20名+教員4名+添乗員1名
■対象
高校2年生
■問い合わせ日
2022年4月3日(月)
■認知経路
ウェブ問い合わせ

スケジュール

  9:02 宮浦港着
  9:30 オリエンテーション、本村周遊プラン作成@直島ホール
10:00 家プロジェクト
11:45 昼食、午前中の振り返り
13:00 地中美術館、李禹煥美術館 屋外作品
15:30 グループワーク
16:30 つつじ荘チェックイン(終了)

特徴

プログラムの特徴

・段階的に思考が深まるよう、冊子形式のワークシートを用意。
・本村のフィールドワークでは、気付いたことを書き出し、地図に貼るワークを実施。
・グループワークでは、「直島の特徴的なものとそれによって直島にもたらされた変化」を考え発表した。

参加者の声

■グループワーク 発表内容

本村でおばあさんに声をかけられたり小学生に案内してもらった体験を通して、直島は島内外の人のコミュニケーションの場になっていると思った。

建物が多すぎず豊かな自然の中に置いてある芸術作品が直島の特徴。あるものを生かしながらまちを壊さない”まちおこし”が行われていると思った。

■感想

≪無限門≫を対話型鑑賞で観て、現代アートはつまらないという自分の先入観を捨てることができた。

自分で考え、内省するような時間を持つことができた。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

4 / 5 点

■コメント

町全体がアートでどこを歩いても個性があってよかった。

説明も丁寧でわかりやすく生徒たちも興味関心をもっていた。

修学旅行の概念が変わった。

まとめ・考察

・対話型鑑賞を通して現代アートの見方を自然と身に付けていた。作品の感想やアートの見方への感想が多かった。
・最後のグループワークまでに個人でワークシートに取り組んだり、振り返りの時間を設けたりすることで、段階を踏んで思考が整理できていたように思う。
・グループとしての発表にまとめることで、個人の気付きが全体の意見に埋もれてしまうことがあったので、最後は個人発表として完結させてもよかったかもしれない。(大黒)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?