アート鑑賞から自分の制作活動へのヒントを得る（高槻中学校・高等学校 美術部）

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

様々な手法で表現された作品の鑑賞を通して考えたことを言語化し、共有し合うことで、自分の制作活動へのヒントを得るプログラム。

■開催日時
2023年8月8日（火）
■参加者
中学生18名＋高校生12名＋先生2名
■問い合わせ日
2023年6月14日（水）
■認知経路
ウェブ問い合わせ

スケジュール

  8:42　宮浦港着
  9:00　地中美術館
10:00　ベネッセハウス ミュージアム
12:00　家プロジェクト「南寺」
12:30　昼食、本村周遊プラン作成
13:00　家プロジェクト
14:30　自由時間＠宮浦港
14:55　離島

特徴

プログラムの特徴

・日帰りで限られた時間の中でもなるべく多くの美術施設を鑑賞し、表現の幅を広げられるよう、地中美術館は開館時間前に鑑賞いただいた。
・ベネッセハウス ミュージアムはワークシートを用いることで、単に観て終わりではなく、鑑賞を通して作品の意図やメッセージを考えられるようにした。

参加者の様子

・ワークシートは以下のステップで構成。
　①気になった作品をスケッチ
　②気になったところや印象を書き出す
　③そこから作品のメッセージを想像する
・ワークシートを使うことで、自分なりの視点で作品を鑑賞する姿勢を身に着けられていた。
・お昼の時間にワークシートの内容を共有し合う時間を設けた。同じ作品でも着目するポイントの違いから抱く印象が異なっているなど、他の人の意見を聞くことで自分らしい視点に気付くきっかけになっていた。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

5 / 5 点

■コメント

丁寧にやさしく説明をしてくださり感謝しています。プログラムも無理なお願いに親身になってくださり、無駄のない1日を過ごせました。

生徒のために（地中美術館を）開館前に開けてくださったのは、とても嬉しかったです。

まとめ・考察

・地中美術館は貸切のため、待ち時間や混雑などの制限なくじっくりと作品と向き合い鑑賞することができていた。
・インプットが中心の内容だったが、短い滞在時間の中で様々な手法で表現された作品に触れたことで、今後に繋がる制作活動へのヒントは得られたのではないかと思う。（大黒）