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アート鑑賞を通して犬島でSDGsを学ぶ(高梁市立高梁中学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

施設ごとに設けたミッションに取り組みながら、「過去・現在・未来の暮らしやコミュニティの在り方」について考えを深めるプログラム。

■開催日時
2023年5月25日(木)
■参加者
1年生89名+先生9名
■問い合わせ日
2023年3月2日(木)
2023年6月 パンフレット制作
■認知経路
電話問い合わせ

ミッションカード
ミッションについて考えたことを共有

スケジュール

10:30 犬島着
10:45 3班に分かれてミッションに取り組みながら鑑賞
     ①犬島精錬所美術館、近代化産業遺産
     ②犬島「家プロジェクト」
     ③犬島 くらしの植物園
14:30 離島

特徴

プログラムの特徴

・全体の鑑賞を通して「過去・現在・未来の暮らしやコミュニティの在り方」を考えられるよう、施設ごとにミッションを設けた。
・ガイドを聞いてインプットするパートとミッションを通して自分たちで考えるパートで内容を構成。

参加者の反応

■感想

鍰レンガを使って暖房を使わずに冬に過ごせることはSDGsにも繋がっていると思った。

人によって価値観が変わったり、〇〇に見えるなど想像力がふくらみました。

島に住んでいる方々に話を聞くと、色々な情報を教えてもらえました。犬島は空気がおいしくて静かでとてもいい島だということを教えてもらいました。私もそうだと思います。

犬島に行って色々な現代アートを見て、どんなことを伝えたいのか、それをして何が分かるか、など班のみんなで考え、自分の案を深めることができてよかったです。

企画担当者からの評価

■満足度

4 / 5 点

■再利用意向

3 / 5 点

■理由

現代アートを近い距離で体感することができ、島内で実際に生活する人の様子を見ながら巡り、自分の視野を広げる機会になりました。通常の美術館だと規制線など距離がある鑑賞になるので、目の前で見たり、その場の空気を感じ取って作品を味わうことができるので、生徒にとって貴重な経験だと思いました。

■改善が必要と感じたところ

全作品・施設をまわるのにスケジュールがタイトでした。移動時間や鑑賞時間、意見を言う時間などボリュームがあったので、生徒にとって考える時間にはなりましたが、それぞれの時間をもう少し落ち着いて取り組ませる余裕があるスケジュールだとよりよかったかなと感じました。

まとめ・考察

・ミッションをもとに自由に散策するパートを設けたことで、島民の方にインタビューをしてみるなど受け身の姿勢で情報を得るだけでなく、自分なりに課題を考えることに繋がっていた。
・タイトなスケジュールで、鑑賞時間とミッションに取り組む時間を十分に確保できない場面があった。全体的に余裕をもったスケジュール設定にする必要がある。(大黒)

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