離島の地域学習(笠岡市立真鍋中学校)
この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2021年度の教育プログラムについてお伝えします。
プログラム概要
真鍋島という離島に住む学生向けプログラム。地域資源に焦点をあてたアートプロジェクトの体験によって、地域への視点の変化を体験してもらった。
スケジュール(日帰り)
特徴
プログラムの特徴
・地域での取り組みについて、これまでの経緯と現在の島の様子の両側面から学べるよう、 インプット中心のレクチャーと本村、宮浦エリアを周遊する時間を設けた。
・事前に聞いてみたいことを共有いただき、当日は生徒が知りたいことをピンポイントでお答えできるようにした。
・アート活動だけでなく地域の資源を実際に目で見て体験できるよう瀬戸内「鍰造景」資料館の見学とフィールドワークをセットで提案した。
参加者の声(生徒)
企画担当者からの評価
■次回利用の可能性
3 / 5点
■コメント
まとめ・考察
BASNレクチャーは直島、特に角屋の制作エピソードを中心に構成。直島に来島経験のある先生が2名いらっしゃり、レクチャー後に追加で3点ほど先生から質問をいただいた。家プロジェクトは時間が足りなかったのと、気温が高かったため4作品のみ鑑賞。作品の細部までよく観察しながら、真鍋島での実現可能性を考えるなど主体的に鑑賞していた様子が見られた。昼食会場の直島ホールは先生を中心に風の通る作りや自然光の入り込む様子などに感動されており、高い満足度を得られた。瀬戸内「鍰造景」資料館では午前中の疲れが出てきていたが、実際に鍰煉瓦を持ち上げたり、 フィールドワークで鍰を探したりする場面では反応がよかった印象。直島銭湯の外観見学では、初めは目立った反応は見られなかったが、六区鑑賞後に再度立ち寄ると足元の鍰に目を向けていた。想像以上に日射しが強く、屋外を歩く内容との相性は悪かった。体調面への配慮が足りていなかった点は課題。
(大黒)
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