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SDGs瀬戸内クロスフォーラム(三井不動産)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

VTSが社会の視点、自分のミッション、企業の施策にどうつながるか、という体験とプログラムの狙いをお伝えすることの両方を組み込んだプログラム。問いを創るワークをミュージアム内ではなく、ラップアップ時に実施した。

■開催日時
2022年5月27日~28日
■参加者
3名(研修担当者)
■問い合わせ日
2022年1月18日
事前訪問:2022年5月17日
■事後セッション
2022年6月7日
■認知経路
瀬戸芸協賛企業。ベネッセホールディングス経由。

オリジナル紙ホルダーワークシート 大人用鑑賞ツール

スケジュール

■1日目(直島)

9:00 ベネッセハウス ミュージアム(対話型鑑賞)
12:30 ヴァレーギャラリー、李禹煥美術館(カードワーク)
14:45 家プロジェクト、直島ホール見学
16:45 地中美術館
19:00 ラップアップ
22:30 夜のベネッセハウス ミュージアム鑑賞

■2日目(豊島、犬島)

10:00 豊島産業廃棄物不法投棄事件 現地レクチャー
12:30 豊島美術館、棚田
13:45 チャーター船移動
14:30 犬島精錬所美術館、近代化産業遺産
16:00 犬島「家プロジェクト」、犬島 くらしの植物園
18:00 高松港にて解散

特徴

プログラムの特徴

・研修企画担当者とのトライアル実施となったため、問いをつくるワークはミュージアム内ではなくラップアップ時に実施。
・2 泊 3 日のプログラムを短縮したため行程はタイトになってしまった印象。

参加者の声

・非常に熱く(暑く)、濃密な2 日間でした。
アートに対する向き合い方、込められたメッセージに対する自分なりの解釈をこれだけ考える事もありませんでしたし、豊島に関しては本当に言葉が出ないほどの衝撃や憤りを感じました。また、貴財団の瀬戸内に対する想いに感銘を受けました。
この貴重な場を世の中に対してどのように発信し、唯一無二のコンテンツとしていくかは中々難しいと思いますが、是非多くの方に魅力や悲しい歴史を感じていただき、影響を与えられるようなものにしていきたいと感じました。

・対話型鑑賞は、これまでの自分のアート鑑賞にはないスタイルで、一つ一つの作品を通じて、自分自身と一緒に鑑賞したメンバーの内面に触れる貴重な経験となりました。
豊島での石井さんのお話にも惹き付けられ、帰ってからも自分に何ができるのか、問いかけるきっかけになりました。
こういった経験が弊社のお客さまにどういった形で繋げられるか、自分自身でも社内でもよく考えてみたいと思います。

企画担当者からの評価

■満足度

5/5点

■再利用意向

5/5点

街づくりするうえでもアートの活用方法など参考になる部分が多数あり、当社の街づくりをしている部署にもぜひ紹介し、再度往訪したいと思った。

■良かった点

アートの見方(決まりはなく、自由でよい)を学べたことや、一緒に参加しているメンバーの理解が深まり、非常に良かった。

■要改善

特になし。強いていうのであれば、社会課題等の観点で参加していた部分があったので、家プロジェクトの行程はもう少し少なくしてもよいと思いました。

まとめ・考察

・対話型鑑賞が社会の視点、自分のミッション、企業の施策にどう繋がるのか、体験していただくこととプログラムの狙いをお伝えすることの両方を組み込んだものを実施。
・今後テナント企業への販売へ向け、三井不動産様ならではの内容をどう反映するかが課題。
・本実施時にはアウトプットのテーマ設定について検討・議論が必要。(藤原)


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