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成功は必ず人の「強み」によって生み出される

この言葉はUSJの経営再建等で有名なマーケター森岡毅さんがこれから就職活動を迎える自身の娘さんに向けたメッセージとして書いた「苦しかったときの話をしようか」に書かれていた言葉です。

とても心に残ったので、初noteですが、メモ代わりに記録に残します。

森岡さんの理論は、「成功≒その人が生み出す価値」はその人自身の「強み」から生み出されるものであり、ある意味会社はその「強み」に給料を払っているという考え方です。

であれば、その強みを分析していくこと、それを磨いていくことが社会人として生きていくうえで大切ではないでしょうか?というメッセージです。(社会人のキャリアに限らずの話だと個人的には感じていますが)

そして、その「強み」は自分の価値観・軸(何を大切にするのか・何が好きなのか)から生まれてくると言っています。

森岡さんはコレを踏まえ大切なことを、
①自身の「強み」を分析すること
②その「強み」が発揮される・磨かれるフィールド(文脈)を探すこと
③徹底的に強みを磨き続けること
の3つと説明しています。

強みを伸ばすことに圧倒的にこだわる


ではなぜ強みにこだわるのでしょうか?
森岡さんが強みを伸ばすことにこだわるのは、タイトルのとおり、①強みから価値が生まれるという点と、②弱みの改善をしても弱みは多くの場合、平均くらいまでしかいかない(価値を生みにくい≒他人と比較したときに秀でた武器(スキル)にはなりにくい)という2つの理由です。

一方で強みは磨き方や磨く時間の確保、置かれた環境(強みを磨ける環境か否か)で自身の財産になり得るレアな武器になるというのです。もちろん弱みの最低限の克服は必要だけれどもけれど本丸は自分の強みをしっかり見極めて磨くこと、とても納得です。

名詞ではなく動詞


ではどうやって「強み」のもとになり得る軸や価値観を見つけていくのか?強みが活かされるフィールド・文脈を探すヒントはないのでしょうか?森岡さんはそれを自分が好きな「動詞」にヒントがあると考えています、ポイントは「動詞」です、「名詞」ではありません。

つまり、「バスケットボールが好き」ではなく、「(バスケットボールで)他人にアシストパスを決めることが好き」とか「ナンバープレイの動きを考えることが好き」とか「味方にスペースの使い方を指示(伝えていくこと)が好き」といったことです。

これをひたすらに書き出す、最低で50個、可能であれば100個書き出していく、そしてそれを以下の3つの視点でグルーピングしていく
一つ目が「T」thinking(考える力)
二つ目が「C」communication(伝える力・人と繋がる力)
三つ目が「L」Leadership(変化を起こす力・人を動かす力)

その結果がどう分布されるのか、それが強みを探すヒントになるというものです。考え方としては、分布が偏ったところが強みになりやすい要素になりやすい、つまり、自分の好きから強みになりやすいということです。
YouTubeでも結構紹介されています。

こうやって自分の強みの解像度を上げていくと、自分がどういった分野・場所・機会で勝負すべきか見えやすくなる。というものです。

ちなみに自分でやってみるとTLCの順に多く、最も集まったのがTです。
圧倒的に「何かを考えること」でした。バスケのどこでどうもらえば自分の得意なシュートを打ちやすいのか、どう係員を配置すれば効果的・効率的なイベント運営になるのか、どうすれば市内全域の改修工事を効率的にスピード感を持ってできるのか、そこにどれだけのコストメリットがあるのか、どうすればJTBに勝てる修学旅行を提案できるのか、その他ゲームも含めて圧倒的に考えることが好き、と思い返すとどこに熱が入るか納得の結果です。

まとめ


成功は必ず人の「強み」によって生み出される・・・
仕事はこれまでどうだったかは??ですが、バスケットボールでは確かにそうだなと感じています。自分の苦手なドリブルスキルや体格やパワーを活かしたところから点に繋がったケースはやはり多くなかったからです。

一方で、最も練習してきたミドルレンジのシュートからの得点パターンが一番多かったと思います。

比較的悪くないシュートタッチ(強み)を踏まえ、ボールのもらい方(足さばき)、ポジション、シュート体勢のパターンなど練習して磨いていくことで、ミドルシュートが強みとして磨かれたのだと思います。(もちろん、最低限のドリブルやパワーは必要)

そういった経験からもやはり強みから価値や成功は生み出されるのだとそれなり納得しています。

そしてポイントは他人と比較することではなく、自分の中で相対的に考えてというのも大切です。人と比較すると、どうしても悪く考えがちで、自分の強みや良さが見えにくくなるからです。

就職活動は一つの転機ではあるけれども、
どのタイミングでも自分の強みを一度分析してみることは大切だと思います。個人的にもせっかく見えた考えることが好きという点を活かしたり、磨くことを意識しようと思います。

この本、奥が深く、他にも面白いことが多々書かれていたので、
個人的にまとめて、またここに書いてみようと思います。

2019年の本だけど、子どもたちが就職のタイミングでも錆びてない考え方だと自分がその時感じれば、間違いなく読むようにおススメする本です。

#読書メモ #苦しかったときの話をしようか
#森岡毅 #就職活動 #自分の強み #自己分析 #初note

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