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毒親が多すぎる

部活は楽しくやるべき?

「部活は楽しくやる事が1番重要です!」
私はこんな言葉を耳にしました。

鳥川中の他部活からや、SNSやネットに書き込みしている人達や、保護者からこのような声が聞こえてきます。

まず、部活とは何なのか考えてみる事にしました。

中学校における部活とは?
学校教育法施行規則74条
中学校の教育課程については、この章に定めるもののほか、教育課程の基準として文部科学大臣が別に公示する中学校学習指導要領によるものとする。

教育課程外の学校教育活動と教育課程の関連が図られるように留意するものとする。特に、生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化、科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、かん学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際、学校や地域の実態に応じ、地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行い、持続可能な運営体制が整えられるようにするものとする。

つまり

部活動はあくまで教育課程外の学校教育活動
生徒個人が自主的に参加する事が前提

さらに

部活動に参加する義務はない!

つまり、お役所が得意としてる
曖昧な表現で有耶無耶にしていると言う事ですww
この文章を読んでも分かりませんよね?
分かりやすく言うと

中学校の部活は
学校法上には義務と書いていないが、教育課程の基準として文部科学大臣が別に公示する学習指導要領では、やった方が良いと書いてある……

もっとわかりやすく言うと

中学校の部活は
義務では無いが、やる事が望ましいい(ほぼ強制)

と、言う事ですww

何回も学校教育法では、言い回しを変えているそうですが、現状こう言う事です。

私はこの表現に不満はありません。
部活は個人が決めてやる事だと認識しているからです。
親や、先生から強制されてやるものではありません。

個人競技の部活は自分一人が熱量を持ってやり続ける事で、自分の目的に向かって日々進んで行く事ができます。

しかし、団体競技の部活ではそう言う訳にはいきません。

団体競技は、チームとしての目的が絶対に優先されます。
これが本当に難しいのです……

バスケットは1チーム5人が試合に出る事が出来ます。
途中交代があるので、あと2~3人が試合に出る事になります(強いチームはもっと出る)

しかし、5on5などの人数が掛かる練習等では10人必要になります。
スリーメンやその他練習でも、人数がいないと出来ない練習もあります。
つまり、力の差はそれぞれあるにしても、チームとしてここまではスキルが無いと練習にならないよ!と言う、平均値の能力が必要になります。
そうでないと全く練習にならないのです。
言い方を変えると、出来る人が出来ない人に合わせなくてはいけなくなります。これはかなりしんどい話です。

では、鳥川中はどうなのかと言うと

部員数は12人
2年 5人
1年 7人

常に2~3人休んでる…

現状まともに練習できるのは涼と大翔だけ…
もう少しで上がってくるのは金剛
かなりまずいのが槙野

三井と1年生は2年生4人の練習に合わせる事が出来ない…

でも、これについては現状の話なので、改善出来ると思っています。

問題は練習に取り組む熱量です。
バスケットボールに対する熱量が問題なのです。

熱量を持って練習しているのは涼だけです。

他の2年生4人は1年生と変わらない熱量なのです……

たった数日の練習でしたが、涼は信じられないスピードで上達しています。
それ以外の部員はあまり変わっていないのです。

正直、ミニバスから一緒にやってた大翔にガッカリしましたww

なぜこうなったのか自分なりに考えてみました。

まず、なぜ私が外部コーチに入ったのかと、入った時の条件を伝えようと思います。

外部コーチに入らせてもらった理由

・成立中学校にボコボコにやられた彼らにバスケを教えてたいと思ったから
・このままでは涼達の中学の部活生活がつまらないものになると思ったから
・2年生をもっと強くできると思ったから
・中川先生と一緒に部活を教えてみたいと思ったから
・母校の鳥川中が市内大会敗退で終わるのは納得がいかなかったから

コーチを引き受ける条件

・練習メニューは私が考えて、中川先生と共有し一緒に実行する
・鳥川中を強くするために厳しい練習や指導をするときもある
・親はサポートに徹して、部活の事は全て本人に決めさせる
・親が荷物を持ったり、行き過ぎた補助は絶対に行わない
・保護者は部活のメニューや方針に一切口を出さない事

外部コーチに入らせてもらった理由はともかく
コーチを引き受ける条件は絶対に守って貰わなくてはいけません。

しかし、2年生の保護者は理解していなかったと思います。

私がコーチに入る事で、今より強くなるし、何より私がバスケットボール経験者である事を自分たちの都合の良い風に解釈していたのでは無いかと思います…

熱量の差は親に問題があった

次になぜ熱量が無いのか考えてみました。

問題は親なのです…

涼以外の2年生は、何をやるにしても全て親が管理していたのです……
すごく伝え方が難しいのですが、オブラートに包まずに伝えますw

・自分の子供が可愛すぎて捻挫や怪我をすると、子供はやれるのに親が部活 
 を休むか決めている…

・自分の子供に常に無理をさせないように過剰な心配をし、所詮部活なんだ 
 から!と、言い聞かせてる…

・自分の子供が可愛すぎてバスケが上手いと思っている…

・自分の子供が可愛すぎて親が能力の限界を決めている…

・自分の子供が可愛すぎて高価なバッシュを1か月に1回買い与えてる…

・自分の子供が可愛すぎて人の車に乗せる事を拒んでいる…

・自分の家の都合や旅行を第一に考え、部活を普通に休ませる…

今現在はこの程度ですが、もっともっとこの項目は増えていくと思います。

また、これらが減って行く事が出来れば、鳥川中は強くなるのではないかと思います。

教育と言う名のマインドコントロール

しかし、私はこの現状に絶望しました。

それと同時に気持ち悪くなりました…
14歳になる息子に対して小学校低学年かと思われる対応と言うか、教育というか、気持ち悪い接し方をしている保護者…

子供は見た目だけ大人になっていき、中身はママ、パパがいないと何もできないヤバい奴になってしまいます…
仕方のない事ですが、当の本人達は自分が極度のマザコンだと言う事に気づいていないのです…

親にとってはこのやり方が一番簡単だし、気持ちよいのでしょう。

全て親が決めて、何か始めるときも全て親が失敗しないように準備して、上手くいったら親の満足感wしくじっても誰かや何かのせいにして甘やかす……マジで腐ってる…

そしてこれらのやり方が教育だと勘違いしている事に私は絶句しました。

これらは教育ではなく、マインドコントロールだと思います。

親が子供をマインドコントロールする事なんて簡単です。
狭い世界を生きている中学生の上の存在は、常に親です。

教師は昔ほど口を出せなくなってしまったので、狭い世界を生きている彼らは全てが親になってしまいます…これは本当に危ない事です。

なぜなら、親なんて勝手に大人になって、勝手に結婚して子供が生まれて、勝手に親になって、勝手に子供に対してたいした知識や経験も無いのに偉そうに接するからですww

父親が51才だとし、子供が14才の場合、父親が余程14才の世界を勉強し理解していなければ会話なんて出来るはずがありませんw

しかし、51才父親は自分が生きてきた昭和の考えと自分が教育されてきた事を絶対とし、自分の言う事を聞く環境を整え、それらを毎日毎日子供に言って聞かせるのです。

空間の狭い、家と言う場所で10何年も同じことを言われ続けたらマインドコントロールされてしまいます。

絶対間違っている事でも、子供はそれを受け入れてしまうマインドになってしまうでしょう。これは今の親の闇だと思います。
私はもはや児相に連絡するレベルでは無いかと常に思っております。

これとは別に、母親の幼児化を凄く感じてしまいます。

子供が母親になって子育てをしていると言うか、自分の子供を着せ替え人形とか、自分が何でもしてあげないと自分の存在価値が無くなると思っているかなりヤバイ母親の話もよく聞きます。

まず、中学校2年生の息子を人前で「ちゃん付け」で呼ぶのは如何なものかと思います…

そして、それを何とも思わない息子もかなりヤバいと思いましたが、母親にマインドコントロールされているので自分では分かっていないのだと思います。

彼らと私の目的

鳥川中バスケ部でこれらを何とか変えて行こう!
なんて絶対に出来ませんw

ですが、先ほどお伝えした通りバスケは団体競技です。

彼らの目的は
県大会に出場する事です。

私はこの目的を何とか達成するためにコーチに入らせて頂きました。

必要ならば徹底的に親と話しますが、
まずは当の本人たちに変わってもらいます。
そうしているうちに、親も私がどういう指導をしているか分かってくるでしょう。

そして、こんなに可愛く溺愛してきた息子達がバスケで悩み、苦しみ、辛さを口にする姿を見て発狂するかもしれません…
本当にそのくらいのレベルの親なのです…
そこで乗り越えられなければそれまでだし、一緒に親も変わってくれたら言う事がありません。

まずは、熱量を持ってやっている涼に追いついて貰うよう、練習でも態度や考え方を徹底的に伝えようと思います。

そして、出来ない人を中心に部活はしない事を伝えるつもりです。
分からない事があれば聞けばいいし、家での自主練メニューが分からないなら個別に作ってもいいし、休みの日に個人練習したいなら付き合うつもりです。

大人もそうやって付き添って行かなければ、子供たちは上手く強くなれません。

私は彼らと最後までやり切ると決めたので、自分の息子でなくても休日にいくらでも練習に付き合うつもりです。

中学バスケにおける保護者の重要性

中学の部活は親で決まります。
親が出過ぎたサポートをせず、赤ちゃんのように接しず、本当に本人が頼ってきたら徹底的にサポートし、部活への熱量を下げさせないよう厳しく接する事が必要です。

間違えんなよ!
甘やかす事、何でも買ってやる事、しくじっても人のせいにする事、常に自分の息子が中心だと思うなよ!
団体競技、バスケは熱量を持ってやってる奴を中心に回るんだよ!
そうじゃなきゃ話がおかしいでしょ?

やる気がないなら転部する事だって出来るし、最初に言った通り部活は義務ではないのだから、きちんと本人が自分の事を理解し、親もきちんと子供が部活に迷惑を掛けていないか確認する事が必要です。
なぜなら、熱量を持っている人の邪魔をしてはいけないからです。

例えば、自分の息子が試験勉強している時に、勉強に熱量の無い人がおしゃべりをし、邪魔をしたらどう思いますか?
どこかに行って欲しいって思いますよね?
それと同じです。

何でも間でも自分や自分の子供中心で考えるのは迷惑です。

あなたの家の決まりは部活の中では通用しませんw
あなたの偏った考えや、子育て論は部活の中では意味を持ちません。
なぜなら、バスケットボールをやっているからです。
ボールを持ったら0.3秒くらいでシュート、ドリブル、パスを選択しなくてはいけません。

あなた達保護者の決めた事や、マインドコントロールしてきた事はまったく役に経たないし、むしろ残念な事に、彼らの判断能力を奪ってしまっています。

親が決めないと動けない彼ら…私は彼らが可哀そうでなりません。

何とかこの判断能力を変えていきたいと思っております。
自分で考えて自分で動く。

そして、チームの為に何が必要か考えて動く。
全てはチームの為!自分のくだらない考えやプライドはいりません。
当面これを教えて行く事になりそうです。

バスケはバスケ以外をきちんとやれる奴らじゃないと強くならないよ!

このあと、これを何回言った事か……


息子の中学校のバスケ部コーチ奮闘記です。
是非ご覧ください!
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