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★【大会・ゲーム戦略 打撃】6番打者

6番打者はチームの看板打者と認識されるクリーンナップ(3・4・5番打者)のあとの打順となり、一般的な「6番打者」のイメージは
● 出塁率・打率・長打率がバランスよく高め
になります。

5番までにチャンスとなった走者を得点につなぐことができなかった場合、走者を返し得点につなげるのが6番打者の役割となります。3・4・5番でチャンスが出来た場合も同様です。
ただし、クリーンアップの打順よりはチャンスに打席が回ってくるケースが少ないため、3・4・5番打者よりも打力は落ちる選手が入るのが一般的です。(将来の3番打者候補 等)

走者がいないケースは、出塁することが役割となります。投球を見極めボール球に手を出さない選球眼も必要になります。

このように打者に必要なさまざまな能力をバランスよく持っていることが(足も長打も勝負強さも)、6番打者にとって重要になります。


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打率・出塁率を高める

打率を高める

走者を進める・ホームに返す方法として6番打者が一番に考えることは「安打を打つ」ことになります。
状況によりシングルヒットでも走者が2つ進塁できる可能性があるので、今の試合の状況を踏まえ
        「自分に求められている安打は何か?」
       「チームの攻撃として最善な安打は何か?」
頭を整理し、打席に入ります。

≪例1 走者2塁のケース≫ 
四球を選んでも1・2塁にしかならないが、シングルヒットなら1・3塁もしくは2塁走者が生還し1点とってさらに走者1塁の状況を作ることができます。さらに、本塁送球間に打者走者が2塁まで進めばまた「走者2塁」の状態で攻撃をすることができます。
このように、走者が塁にいる状況では安打が出ることでより一層効果の高い攻撃が出来るため、「打率が高める」ことでよりチームに貢献できる6番打者になることができます。

出塁率を高める

もちろん6番打者として「出塁率」も高いことは大きなアドバンテージになります(打率≒出塁率 のため)。上記例1で言うと、四球を選んで1・2塁となっても後ろの打者(クリーンナップ 4・5番)につなぐことで、得点チャンスが広がり相手にプレッシャーを与えることができるからです。
また、状況によっては3番打者に「出塁すること」が求められることもあります。
≪例2 初回 1・2番打者が凡退≫
初回の攻撃で1・2番打者が凡退すると、3番打者も凡退すると次の回(2回)の攻撃では4番打者が先頭打者となり、走者がいない状態でホームランを打ったとしても1点しか入らず、相手バッテリーはある程度思い切った配球で攻めることができます。
2アウトでも出塁できれば、走者がいる状態で4番打者を迎え相手の警戒が強くなりその後の試合の流れにも影響を与えることができます。

打席ごとに何が必要か?を理解する

このように6番打者には高いレベルで様々な状況判断・対応が求められるため、チームの中でも野球能力の高い・経験値が多い選手が入ることが多い打順です。
打席を迎える前に状況を理解し「今この場面で自分に求められる打撃は何か?」を的確に判断・実践することが6番打者にとって重要になります。

長打力がある

試合の流れを変える・プレッシャーをかける

長打力があることで単打以上に走者をより多く進塁させることができ、状況によっては一度に複数の得点を取り試合の流れを劇的に変えることが可能になります。
6番打者が”長打力をある”ことは相手投手に対しクリーナップ後も気が抜けない…というプレッシャーをかけることができます。

鋭いスイング×バットコントロール

長打力には、鋭いスイングが必要なだけでなくボールを確実に捉えるミート力・安打になりやすい方向に打つバットコントロールも重要になります。

打撃全般において優れた技術が必要になるということです。


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