unravelling the world
最近梅雨のせいか雨が降り止まないですね。
雨を毛嫌う人も多いですけど、雨の日にしか見えない物もあるので私は雨の日もなんか好きなんですよね。
雨の日って外に出ることも無く物思いにふける事が多いせいが色んな記憶が蘇ってきて、楽しかった日も辛かった日も悲しかった日も色んなことがあったな〜って。
あなたの記憶の中に鮮明に残っている人はいますか?
正直私は他人に無関心な事が多く、友人関係も狭く深くのタイプなので過去の人はほとんど覚えてないんですよね。
高校のクラスメイトの名前さえ思い出せないくらいなんですよ。
まぁ特に私の人生に影響を与えるような存在ではないのでどうでもいいんですけど。
人は成長して色んなものを覚え、逆に色んなことを忘れていきます。
でも他人には自分の存在を忘れて欲しくない。
記憶の中にあり続けたい。
人間って一見便利に出来てるようで、結構不便なことも多いんですよね。
記憶から消してはいけないものも時には消えてしまう。
それが人間の成長というものなので仕方が無いんでしょうね。
なんでこんな話をしているのかと言うと、「東京喰種」という漫画を最近また読み返しているんですよ。
2年前に完結した漫画なのですが、これが結構考えさせられる漫画でして…
普通の人間として生きていた主人公がある日から人間を食して生きる「喰種(グール)」という生き物に変わってしまうんです。
普通の人間でありたいと願う中、人を食らう事でしか生きていけない。
そして自分が喰種である事を認めたくない。
様々な葛藤が主人公から感じられます。
人を食らう事でしか生きていけないのならそれを殺人と言ってもよいのか。
だとしたら人間は動物を殺して日々食しているのは正しい事なのか。
弱肉強食だと言うのであれば人を殺すこともあながち間違った事ではないのではないか。
人が生きるために動物を殺すのであれば、人が生きるために誰かを殺すのも理にかなっている事ではないのだろうか。
人を殺したら犯罪になるが、殺してはいけないとはどこにも書いていないのだ。
これは倫理上の問題なのでこれ以上は私からは何も言えませんが…
いつの記事か忘れましたが、「人間はたまたま人間の形を成して生まれたに過ぎない」と私は書きました。
だったらこの「東京喰種」という漫画で出てくる喰種はたまたま喰種として生まれたに過ぎないのだ。
恐らく私もこの喰種という形で生まれたら人間を殺しているだろう。
それが生きるために必要なのであればこれも世の中の摂理なのだ。
ここまで読んで頂いた方は何かしら感じて下さっているのではないでしょうか。
どんな変わった人であれ、たまたまそうして生まれたに過ぎない。
我々が日々口にしている肉類も元はたまたま動物として生まれた者たちなのだ。
なぜ人は争わなければならないのか。
なぜ人は人を傷つけるのか。
私にはわからないのだ。
社会の中での上下関係なんて1番どうでもいい物だと思う。
たまたま早く生まれただけでなぜ偉いのか。
早く生まれ何かを残したからこそ年上としての価値があるのでは無いのか。
早く生まれながらも何も残せない人など偉くもなんともない。
たかだか人間なのになぜそこまで優劣を付けたがるのか。
所詮人間など井の中の蛙なのだ。
大海を知らぬものがなぜ偉そうにできるのか。
あなたもたかが1つの生き物に過ぎないのだ。
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