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動画編集をはじめて変わったこと

チームで動画を撮るのは、結構みんなやっている。
試合になると、三脚に乗せたハンディカムのビデオカメラがバックネット裏に何台かいつもある。


初めの頃は、よくわからなかったので、撮っているお母さんに、これ撮って後で見てどうするの?と聞いた。
なんと、その子のうちでは、プロ野球を見るノリで子供の野球をみているらしい。野球が好きなおじいちゃん、お父さん、子供たち。
夕飯食べながら、ビデオを見ながら、あーだこーだ言うのを家族みんなが楽しみにしているから撮ってるとのことだった。
他のお母さんは、お父さんが試合をチェックして子供に指導するとか、相手チームの分析だとか、とりあえず技術向上のために撮っている人もいた。

え、、、みんな、めっちゃ野球好きやん。。。

確かにプロ野球見るよりは、子供達見る方が楽しいかもしれない。
でもプロ野球もずっと見るのは退屈に思える私には、定点撮影された子供の野球の試合を家で1時間以上かけて、またもう一回見ようと思うとは、なかなか思えなかった。

転機は突然やってくる

夏になって、子供たちが全国大会を目指す試合があった。みんな気合いが入っていて、子供たちもいい線行っていたので、これは全国いけるんじゃね?行こうよ!みんな頑張ろ!!とチームが一丸となっていた。


流石に、野球に無頓着だった私も全国大会!?すごい!頑張れ!と気持ちが熱くなり、子供たちの試合をビデオに撮ろう!と家で眠っていたビデオを持ち出した。


ただ、バックネット裏の試合のビデオはもう誰かが撮ってるし、そもそも三脚がない。みんな動画も言えばシェアしてくれるので、同じ動画わざわざいらないよなあ、と思い、子供たちをそれぞれ打ったり守備する様子を撮ることにした。

ちなみにチームには、動画じゃなくて、1眼レフで写真を撮ってくれるお母さんもいる。そしていつも試合が終わるとみんなに写真をシェアしてくれる。
何気に私はそれをいつも楽しみにしている。
だって、1眼レフで取られた子供たちは、かっこよさ2倍増しくらいである。こんな瞬間を残してくれてありがとう!と毎回感謝の気持ちで、送られてきた息子を、じいちゃんばあちゃんにもシェアする。

なので、私も動画とったら、みんなにシェアしよう!と思いながら動画を撮った。


とりあえずやってみるかの編集

試合は、無事勝って、全国大会に行けることになった。
大盛り上がりで、それはそれはいい瞬間がいっぱいあった。
こんなこと、なかなかないよね、と親たちも胸を熱くした。

さて、せっかくなので、撮った動画をみんなにシェアしよう!と思ったけれど、それぞれの子供動画をそれぞれの親に送るのも面倒だし、全部をLINEで送るわけにもいかない。そもそも、これみんな見るんかいな?と撮った動画を見ながら、不安になってきた。


だったら、編集して短くしてシェアしたらいいか!と軽い気持ちで、動画編集をすることにした。
ちょうど1ヶ月前に、妹とアプリで父の誕生日おめでとう動画を作って送ったところ父が喜んでくれたとこだったのだが、まさにそのノリだった。


ただ、動画編集って、手間暇、時間、知識など、みんながほい!と始められるものじゃないのも事実。でも逆に、みんなが気軽にできないなら、普段野球オンチすぎて何もできてない分、これで恩返しだ!と火がついた。


シェアする喜び

子供たちが歌っていた曲を使って、動画をとりあえず繋げた動画は、みんなとても喜んでくれた。なんなら、勝った瞬間思い出して、涙出た、というお母さんまでいて、作ってよかった!と心底思った。
子供たちも喜んで、あそこよかったとか、あれは恥ずかしいとか色々言ってきた。

少年野球のチームに入って、息子の好きを応援したいとは思っていたけれど、どこか冷めた気持ちで野球を見ていた自分が、変わった瞬間だった。


動画を何度もどう繋ごうかなと子供たちを見るので、とにかくそれぞれの子供に愛おしさが溢れてくる。打った時の嬉しい顔、ミスして悔しそうな顔、応援している必死な顔、真剣な面持ち。。。
どれも一生懸命だからこそできる表情だった。

一つが楽しくなると、連鎖して、いろんなことが楽しくなる。

野球を通じて成長する子供を横で見て感動し、動画編集を通じて新しいコミュニティを見つけたり新しい学びに胸躍らせて、動画作るために映画やドラマを見るのがまた楽しくなった。

動画編集が楽しいと言ってたら、友達が、友達の友達を紹介してくれて、動画撮ることになったり、と言うこともあった。


まさに、世界が変わっていく瞬間を体験している。


動画編集ありがとう。
頑張ってあなたを使いこなすようになってみせるわ!




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