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📸道具のせいにしない-あなたは絶対上手くなる-

高い機材を手に入れたら、きっと思い通りの写真が撮れるはず。


フラグシップモデルの機材をもつカメラマンを、ずっと羨ましく思っていました。

あの機材さえ手に入れば。

私が本当に欲しい機材を揃えた場合、車一台を買うことができます。それは今の自分にとって現実的ではないので、別の機材を使用しています。


高価な機材を買えば、ある程度の腕をカバーできるのは間違いありません。ただし『ある程度』止まりです。使いこなせるレベルに至らなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。それ以上は伸びません。

そう考えると、必要なのは『新しい機材』ではなく、練習かもしれません。

野球で例えてみましょう。


高い機材じゃないから上手く撮れない?

大谷翔平さんと同じバットを使ったら、ホームランを量産することができるのでしょうか。

良いシーンでピントを外す?

それはオートフォーカスのせいではありません。あなたの一歩目。つまり、打球への反応が遅いだけです。

連写しても上手く撮れません?

バットをむやみやたらに振って当たりますか。当てにいってはいけません。狙いを定めるのです。芯に当てるのです。


躍動感のある写真が撮れない?

試合は常に動いています。あなたはゲームに入り込んでいますか。常に次の展開を考え、試合のリズムにのりましょう。


もちろん新しい機材を購入することを否定はしません。そりゃ最新式の方がなにかと優れているのは当然です。

上を見ればキリがありません。買える余力があれば良いですが、そうでないのなら、今持っている機材で練習を積みましょう。身に着けた力は一生の財産になります。

上記の写真で使用している機材はNikonのD500とタムロンの100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDです。いわゆるプロ機材と呼ばれるカメラやレンズと比べると、安価なものです。

・ピントを合わせる
・試合の展開を読む
・その選手のルーティンを考慮する

上記三点を頭に入れると、作品の出来栄えが変わります。大切なのはピントを外さないこと。ここだという場面を逃さないことです。

試合は常に動いています。次、何が起こるのだろうかと予測する。これも重要です。


安いカメラを使っているから撮れないなんて、道具のせいにするのは簡単です。道具のせいにしてプリプリしたって、写真は上達しません。新しい機材をすぐに購入できないのなら、尚のことです。

伸びしろしかない。

私自身に発破をかけています。

私は絶対に上手くなる。だって、野球が大好きだから。

この気持ちが一番大事かもしれません。


いただいたサポートは野球の遠征費、カメラの維持費などに活用をさせていただきます。何を残せるか、私に何ができるかまだまだ模索中ですが、よろしくお願いします。