📸 言葉の持つ力－たった一言加えるだけで、人の心は豊かになる－

趣味や仕事で、写真を送付する機会があります。選手や保護者から『ありがとう』という感謝の言葉をいただくたびに、撮ってきてよかったとやりがいを感じます。

一眼レフですから、綺麗に撮れて当たり前。余程の失敗がなければ、それなりの写真は撮れます。それでも、もっともっとかっこよく、素敵に残したい。輝く瞬間をおさめたい。そんな思いで、私はいつもカメラを構えています。

どうしたら満足できる作品に仕上がるのだろう。どう設定すればベストの一枚が撮れるのだろう。試行錯誤の毎日です。だからこそ皆さんの感想が、私の力になります。

ある選手の話です。ありがたいことに、彼は私が撮る写真をいつも楽しみにしてくれています。つい最近気が付いたのですが、彼は必ず『ありがとう』以外にも一言添えてくれます。たくさんの選手に出会ってきましたが、あまりこういうケースは見かけません(もちろん“ありがとう”の言葉だけで十分伝わっています)。

「わぁ！かっこいい！」
「良い写真！」
「めっちゃ綺麗！」

直接いってくれることもありますし、文面で伝えてくれることもあります。率直な気持ちなのかもしれません。その言葉の数々が、私の原動力と励みになっています。何度救われたかはわかりません。

学生の頃から知っていて、かれこれ五年目の付き合いになります。だから、感想をいいやすいのかもしれません。たとえそうだったとしても、感謝の言葉以外に一言添える気遣いと優しさ。彼にとっては自然なことかもしれないですが、その思いを伝えてくれる素直な人となりに、尊敬の念を抱いています。

仕事で撮影することもあるので、質を求められるのは当然です。だからこそ、誰かに喜んでもらえたり、感想をいただくと嬉しい気持ちになります。もっと上手になりたいと向上心が芽生えます。

もちろん、褒めてもらいたくて写真を撮っているわけではありません。それでもやっぱり人間ですから、喜びに繋がるのは否めません。

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自分の気持ちを素直に口に出すことは、意外と難しいものです。私は文にすることこそできますが、直接相手に伝えることを怠っています(今ここに書いていることも然り)。

それは、伝わるだろうという過信と、こんなことをいったら気味悪がられるんじゃないかという勇気のなさ。こんなの私らしくないという恥ずかしさと、様々な感情が交錯しているゆえです。結局のところ、言い訳ですね。

ここ最近は、ありがとう以外の+αの思いをきちんと言葉にするようにしています。どうしてよかったのか、どうしてそう思ったのか。素直に伝えることが、相手の自信に繋がると考えるからです。

ありがとう以外にたった一言付け加えるだけで、誰かの力になる。言葉の力を改めて感じ、伝えることの大切さを痛感した今日この頃。素直に良いとも思ったことは、直接相手にいってみます。必ず本人に伝わると信じて。

写真を送るたびに「ありがとうございます」だけではなくて（感謝の言葉だけでありがたい）毎度必ず「わぁ！かっこいい！」って何度も私が撮った写真を見ているはずなのに、初めて見たかのような感想をくれる。率直な気持ちなのかもしれないけれど。たった一人のその言葉が私の原動力と励みになってる。

— かなねーさん⋆͛🦖⋆͛ (@baseball_2518) October 12, 2022