見出し画像

⚾️ベンチワークって、とても大切。

首都大学野球連盟に加入する『城西大学』が、2016年の秋ぶりに一部に戻ってきました。

ユニフォームだけでなく、数年前と比べチームにも変化が見られました。それはベンチワークです。選手一人ひとりが元気で明るく、見ているこちらの気持ちも高まります。


「ベンチワークは去年のチームから力を入れてきました」。

そう話すのは、主将をつとめる池永佑斗選手です。

メンバーを迎える 城西大学 池永 佑斗 主将(東京学館浦安❹)

秋季リーグ戦の一発目は、前季優勝の日本体育大学との戦いでした。昇格したばかりのチャレンジャーとして挑んだ二試合はどちらも黒星。厳しいスタートとなりました。しかし、見ていて清々しいのです。

負けたのにもかかわらず、なんだか負けていない気がする。


その答えはすぐわかりました。スタンドの力強い応援と、いつ何時も声を切らさないベンチメンバーの存在です。試合が始まった瞬間から、彼らの気持ちは『勝つこと』以外ありません。

開幕試合だから気合いが入っていたのではと考えていたのですが、そうではありませんでした。


リーグ戦二週目も変わらぬ姿でした。

選手たちはどんなときも誰も声を絶やしません。誰もが試合の主役で、きちんと自分事として捉えています。勝っていようが負けていようが、試合展開がどうなっていようが、彼らは真っ直ぐに仲間を鼓舞し続けます。

スタンドやベンチの雰囲気を見ると、そのチームがよくわかります。いってしまえば、指導者が選手たちに対して『どんな扱いをしているか』もわかります。

スタンドやベンチが試合に入りこめていなかったり、自分事として撮られていない場合、彼ら(選手たち)をないがしろにしている証拠です。

もちろん選手たちが率先してそのような風土を作り上げているかもしれません。しかし、地盤がなければ絶対にこのような雰囲気を作り上げることはできません。

元気で明るいチームをみると、これからさらに強くなっていくのだろうなとワクワクします。見ていて楽しいチームは、私も幸せな気持ちになります。


チームが勝つことの喜び。
仲間が活躍することの嬉しさ。
自分が結果を出せたときの達成感。


この三つを、チーム全体で追い求めていることがよくわかります。

スタンドの振る舞い、ベンチの姿でチームは変わる。人の幸せ(活躍)を願うことの大切さを痛感しています。

リーグ戦は10月半ばまで続きます。これから城西大学がどんな戦いをするのか、期待が高まります。



―――


最近どのチームもスタンドとベンチがとても元気でいいなと感じています。四年生のラストシーズンだからでしょうか。気合いが違います。良い傾向です。

一生懸命戦う選手たちを見ると、私も頑張らねばと奮起します。頑張っていることはあまりないのですが。

人の活躍を喜ぶって、当たり前のようでなかなかできないことだと思います。だって自分が一番結果残したいでしょう(そう思うのは私だけかな)。

それでも尚、仲間の成功を願えるのは『地盤』がしっかりできているからだと思います。そういうチーム作りができているのはとても素晴らしいです。

毎試合いろいろな気づきが得られるので、首都リーグを見るのをやめられない。そんな始末です。城西大学の躍動、ベンチワーク。これからも楽しみにしています。








いただいたサポートは野球の遠征費、カメラの維持費などに活用をさせていただきます。何を残せるか、私に何ができるかまだまだ模索中ですが、よろしくお願いします。