📓逃げ道を作る|攻撃してくる人は、どうやったって矛を向けてくる。

SNS上の誹謗中傷に悩んでいる人が多いと聞きます。それを理由に、カメラを構えることをやめる人もいるとのこと。匿名での攻撃の恐ろしさは、私もよく理解しています。世界の全ての人類が敵に見えてしまうほどです。

先日こんなnoteを書きました。ありがたいことに、多くの感想をいただきました。それは、人の目に触れる機会があったということ。身が引き締まる思いです。今日は心無い言葉の剣によって傷ついた人に贈りたいと思います。

自分が被害にあったとき、覚えてほしいこと。

①　逃げ道を作る。
②　攻撃される理由があったのではと省みる。
③　自分は絶対に相手を攻撃しない。
④　SNSから一瞬でも離れる。
⑤　全員が『敵』ではない。

逃げ道を作る

攻撃を受けたとき、人は孤独になります。家族や仲間がいても、それすらも『敵』に見えてしまいます。それは致し方ないことです。私が好きなことを続けられているのは、逃げ道があるからです。自分の世界はここだけじゃないと、それが救いになっています。

逃げ道とは、好きなことは別の『好きなもの』を作る。もしくは、ジャンルの違う仲間と話をする。一つことに固執しているとき、人は視野が狭くなります。だから全ての者が敵に見えてしまうのです。あなたを肯定し、助けてくれる人は別の世界にも必ずいます。傷ついたとき、周囲を見渡すのは非常に困難です。だからこそ、その前に覚えておいてほしいのです。

攻撃される理由があったのではと省みる

攻撃するやつが一番悪い。それは当然のことです。しかし、自分にも落ち度がなかったか考えてみる良い機会になります。同じように人を攻撃していなかったか。誰かに矛先を向けられるような投稿をしていなかったか。ルールに違反することをしていなかったか。傷ついた分、それは成長のチャンスです。まぁ、そんなこといっても私だったら前向きには考えられないです。とはいえ自分を見つめ直すことは、生きる上で非常に大切です。そのときにできなくとも、時間が経って振り返るのも良いのではないかと思います。

誹謗中傷はあってはならないことですが、指摘や助言をしてくださる人の存在は大切にした方がいいです。何も言われなくなったときこそ、危険な状態にあると私は思っています。大人になると誰も注意はしてくれません。ああ、残念な人の烙印を押され、気づかぬうちに人が離れます。その前に、自分で気が付くことが大切なのです。

自分は絶対に相手を攻撃しない

これが本当に難しい。十年前の自分だったら、相手を蹴落とすまで応戦したでしょう。どれだけ自分は愚かだったのかと思います。

例えば刃を向けられたとき、その内容を投稿する。人の共感を集め、攻撃してきた相手を袋叩きにする。あれ、よく考えてみたら同じことをしています。攻撃されて傷ついたのにも関わらず、相手を傷つけているのです。

一番最初に手出しをした方が悪い。それは最もです。だからこそ自分はやらない。攻撃する者の一番の目的は、反応を得ること。応戦したり、悲しみを見せたりすればエスカレートするのです。全く血も涙もない。やり返したい気持ちは十二分に理解できます。地獄に落としたい気持ちも痛いほどわかります。しかし、相手を蹴落とすことに費やすと、自らの成長を途絶えさせます。それを是非、自分を高めるための時間にあててください。

SNSから一瞬でも離れる

いやなことがあったとき、SNSから離れるのは良い手立てです。現代社会はネットワークでつながっているともいえるので、とても難しいことかもしれません。半日でも一日でも短時間でも構いません。スマホをいじらず、外の空気に触れると落ち着きます。好きな音楽を聴くのもいいでしょう。

私のおすすめの曲を載せておきます。多様性を認め、自分を卑下しない。どんなときも相手の立場になって考えてみる。簡単なようでとても難しいです。自分を守るために、相手を攻撃しない。辛い場所から離れるのは、有効な手段です。

全員が『敵』ではない

不特定多数の無記名の人物に何か言われようものならば、全ての人が敵に見えてしまいます。孤独に陥り、前向きに物事を考えられなくなります。しかし、周囲をよく見てください。理解してくれる人は、他の世界に必ずいます。今いる世界だけが、自分の居場所ではありません。居場所はいくつあってもいいし、変えたっていいのです。自分の生きやすい場所を選択する権利が、あなたにも私にもあります。

私には逃げ道があります。だからこうやって今も好きなことを、細々と続けられています。痛い思いをしたことも、壁に当たったことも何度もあります。だからこそ今、言葉を綴るのです。

攻撃してくる人は、どうやったって矛を向けてくる。

ふざけるなよと思うけれども、攻撃してくる人は何かにつけて難癖付けてきます。それはどうやったって仕方ない。だからこそ、自分の身を守る術をつけておくことが必要です。何度もいいますが、攻撃してくるやつが一番悪い。ゆるぎない事実ですが、消えないのが現状なのです。自分の身は自分で守る。楽に生きるためにはどうするか。

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人は強い人ばかりではない。私もこんなことを書いていますが、くよくよ悩む人間です。そりゃ刃を向けられればいい気はしません。人並みに傷つきますし、何だこの野郎とも思います。全てを真っ向から受け止めてしまうと死んでしまいます。

もだえ苦しんできたからこそ、攻撃することの恐ろしさと、受けることの恐怖を知っています。だから自分は絶対に攻撃をしない。自分がされて嫌だと思うことは人にしない。当たり前なのに、何と難しいことでしょうか。

そして最後に気を付けてほしいこと。敵や嫌な人は、必ずしも牙をむいてやってくるわけではないということ。笑顔で陥れてくる人も、残念ながら中にはいます。そういう世の中だからこそ、本当に信頼できる人の存在を大事にしてほしいと切に願っています。そして私もあなたも、誰かの信頼できる人になれたらと思うのです。

自分が十年前に知りたかったこと。ここに全て書いたことです。あの頃は幼かったし、考えも及びませんでした。あなたはそれでも攻撃しますか。人の悪いところを探すより、素晴らしいところを探す方がよっぽど自分のためになります。人の良いところを見つけているときの顔、とても輝いて見えるはずですから。