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⚾️ミスを責めないーあなたは失敗しないのかー
ミスを責めてもしょうがない。
私はそう考えています。
単純に気分が良くないから。
場の雰囲気が悪くなるから。
辛いところに追い打ちをかけたくないから。
色々思うことはありますが一番は、
『自分も失敗をする』に尽きます。
仕事でも野球を見ている中でも、たくさんのミスを目の当たりにします。
自分がやってしまうこともあります。
人のことなんていえないのです。
責めるなんてもってのほか。
完璧な人間なんて、どこにも存在しません。
ミスを責めて何が生まれるか。
失敗を恐れ、萎縮する人間が増えます。
責めたところでミスがなかったことになるのか。
そんなことはありません。事実として残ります。
責めたところで無意味です。
大切なのは『次にどうするか』です。
同じミスを繰り返さない方法はもちろん、なぜそれが起こってしまったのか考える必要があります。そうやって人は成長していくものです。
ミスを責める人に私は問いたいです。
失敗したことないんですか。
生まれてからずっと、今の今まで。
ありますよね、必ず。
試合を見てきて、何度もエラーの瞬間に出くわしたことがあります。
そりゃ応援しているチームだったら落胆しますし、なんともいえない感情が芽生えます。それ(エラー)がなかったらって思わないなんていえば嘘になります。
でも、責められません。
一番つらいのは、ミスをした本人です。
それを絶対に忘れてはいけません。
私は失敗だらけの人生を送っています。
恐らく、いや必ず、これからもミスを起こすでしょう。
度合いは分かりません。
反省はします。リスクヘッジもしますし、最小限に抑える努力もします。
でも、多分、絶対やります。
成功体験なんてほんの少し。
ミスと失敗の上で、今の私がなりたっています。
やってしまった。
そのときの悔しさ、悲しみ、自分への落胆、周囲への申し訳なさ。
手に取るようにわかります。
心臓がバクバクして、冷や汗かいて、頭が真っ白になって。
それに追い打ちをかけるかのように周りにいわれたら。
そこで奮い立てる人間が本物だなんて、間違ってもいえません。
甘えなのでしょうか。優しすぎますか。
責めて責めてその人が壊れたら、あなたは責任を取れるのですか。
甘やかせ、親切にしろ。ミスを見逃せといっているわけではありません。
責めるなと、それだけです。
次にどうしたらいいかを一緒に考えた方が、よっぽど生産性の向上に繋がります。士気が高まります。
私はね、自分のことを棚上げにして『人を傷つける奴』が大嫌いなんです。
もう一度問いたいのです。
あなたは失敗しないのですか。
そうでないのなら、誰も責められませんよね。
―――
ミスを執拗に責める野球ファン。残念ですが、球場でよく見かけます。
「お前何やってんだよ!!!」
怒号がどこからともなく聞こえます。いつも悲しい気持ちになります。
そんなに人のミスを責められるほど、優れた人間なのか。半ば呆れ気味でその光景を見ています。本当は止められたらいいのですが。
お前なんて呼ばれる筋合いはないし、選手は一生懸命やっています。一生懸命やった先の失敗。これはチーム、本人、指揮者の問題です。我々に物申す権利なんてありません。学生野球ならば尚のこと。
球場には選手の家族もファンもいます。どんな気持ちになるでしょうか。
エラーした瞬間、私は真っ先に『大丈夫かな』と心配になります。
それは勝敗だけの問題ではありません。
選手本人や周囲の人の気持ちに対してです。
誰も失敗したくてする人なんていません。そこに付け込んで責めるような愚かな人間に私はなりたくありません。
わかりますよ。応援しているチームがエラー絡みで負けたときの悔しさ。
私だって心の中では頭を抱えたりもしますよ。そりゃ応援しているから。
でも、一番辛いのって当事者なんです。
忘れちゃうんですよね。ヒートアップすると。
そう考えると、冷静さを失わないってとても大事なんだって感じます。
情熱の前に冷静を。そして、相手を思いやる心を。
ミスを責めても仕方がない。大切なのは、次にどうするか。
あなたも失敗するでしょう。私もしますよ。
責めない。
プラスの力に作用する言葉選びを。
目の前の選手は一生懸命頑張っています。
いただいたサポートは野球の遠征費、カメラの維持費などに活用をさせていただきます。何を残せるか、私に何ができるかまだまだ模索中ですが、よろしくお願いします。