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📸求められる写真を撮るーDOBERMANと私ー

会社員をしながら、土日祝で野球の写真を撮っています。関東にある首都大学野球連盟を軸に、社会人野球や独立リーグまで幅広く活動しています。

趣味で始めたカメラでしたが、偶然と奇跡が重なって、現在は正式にお仕事を引き受けるまでになりました。

様々な出会いに恵まれてきた私ですが、今までずっと『自分のため』に写真を撮ってきました。もちろんその思いは今も変わりないのですが、とあるきっかけで『人のため』に写真を撮る機会を得ました。

それは、東京都練馬区を拠点に活動しているDOBERMANさんとの出会いでした。


昨年(2021年)の夏、野球の撮影をお願いしたいと一通のDMをいただきました。

私は首都大学野球連盟の関係者や卒業生など、面識のある人に写真を頼まれたことはあります。しかし、会ったこともないもちろん撮ったこともないチームからの依頼は初めてでした。正直驚きました。送り先を誤ったのではないか。本当に『私で良いのか』と思ったのです。

やり取りを続けるうちに、不安だけどやってみようという気持ちになりました。そのときの思いを以下のnoteに記載しています。

そうです。早いもので、あれから一年が経ったのです。だいぶチームの色も理解し、選手たちとの距離も縮まった(はず)と思います。観察することはとても大切で、初めて撮ったあの日よりずっと良い場面が残せているのではないかと思っています。

DOBERMANさんとの付き合いで助かっているのは、支払いの遅延がないことです。もともと『有償』で撮影するつもりはなかったのですが、正式に長く撮ってもらいたいとの意向で、このように良好な関係を築けています。機材や私の労力はタダではないと理解してくださっている。本当にありがたいことです。

報酬の部分って、撮り手からはなかなか言いづらい部分なんですよね。やりがい搾取でボランティアカメラマンが疲弊していると聞くこともあって、尚更感じています。

当然、責任は重くのしかかります。チームや選手はそんな雰囲気は見せませんが、撮影側は燃えています。求められる写真を、最高の質で残そう。一生懸命、素敵な場面をおさめよう。もちろんお金があるないに限りませんが、頼まれたからには『最善を尽くす』。人として当たり前のことです。

一年が経過しました。間違いなく去年よりいい表情をおさめられていると信じていますが、まだまだこれから。謙虚な気持ちをもって、今後も精進していきたいと思います。DOBERMANの存在があるからこそ、上手くなりたいという思いが加速しました。学ぶ大切さ、人のために撮る尊さ、その喜びを教えてくださったことに感謝しています。


今はやりのギャルピ。
こんな表情も撮れるようになりました。笑


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