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⚾かっこいいファンでいたかった。

私、やりました。
応援のぼりの権利を取得しました。
心の底からガッツポーズをしました。

首都リーグOBを中心に、社会人野球と大学野球で過ごそうと決めた2023年。日々、情報過多の中でも選手を応援する精神は切らしていません。

先日『選手応援のぼり』の受付の案内を見かけました。あれこれ考える間もなく、申込をしました。なんてったってかっこいいファンでいたかったから。はっきりいって見栄もあるけれど、選手のためになるならそれが一番です。

決め手は売り上げの一部が選手に還元されること。また、のぼりが私の手元に届くことです。写真だなんだのおまけはいりません。元気に楽しく夢を追い求められたら、私はそれで十分なのです。

独立リーグはどこも資金源に苦労していると聞きます。母体がそうであれば、選手は尚更ではないかと考えられます。地域に根差した活動を行っているので、根強いファンがたくさんいます。しかし、それでも選手一人ひとりに十分な手当てがあるとは思えません。下手したらこののぼりだって、ご家族が自爆してしまう可能性もあります。だから、せめてファンが貢献できたらと考えました。

現地で応援することが一番なのは理解しています。今年は静かな応援になってしまうけれど、少しでも協力できればと思っています。

のぼりが私の手元にきたら、親御さんに送ろうと考えています。選手の一番のファンは家族だということを知っているからです。これは称賛されるべき考えではありませんし、世間でいう『正しさ』ではないと理解しています。自己満足であることは重々承知しています。ただ、私はそうしたいと思うのです。

応援って難しいのです。何年も野球を見てきていますが、二文字におさめられないほど単純であり複雑な言葉です。活発なファンも、そうでないファンも共通するのは、選手の幸せを願っているということです。試合数だけが大切なのではないといいますが、実際のところ『数』が一番わかりやすいことも理解しています。でも、それでもという気持ちが拭えないのは、私の弱さと頑固さかもしれません。

西に北にと社会人野球、大学野球に身を置きながら、きっと結果は気にしてみいることでしょう。頑張れという気持ちを頭の四隅におきながら、私は私のやりたいこと、目標を達成していきます。秘めたる力を精一杯発揮できますように。素敵なシーズンになることを心より願っています。


―――


皆さんの考える『かっこいいファン』ってどんな人ですか。私は、多くを語らずとも愛情のある人だと考えています。

人に対して、過度な期待はするものではないという思考が根底にあります。一見冷たい意見のようですが、ここでいう期待とは『自分の思う通りに人は動くものではない』という意味をもちます。

こんなに応援しているのにどうしてと思ってしまうこと、私は何度もありました。しかしよく考えたらエゴなんですよね。相手だって感情のある人間です。同じ考えをもっているわけではないですし、相手には相手の人生があります。自分の思うようになんて動きません。

私はそれは何年もできず、一人で悩み苦しみ、時には人間関係を破壊したことさえあります。全然かっこいいファンなんかになれなかったんです。今もそうだとは到底言い難いですが。見切り早いですからね良くも悪くも。

人に対して言いすぎない。そして、期待しすぎない。大きな声を出すことだけが応援ではありません。時に静観することも、十分応援になる。それを理解してから心の持ちように変化があらわれました。

応援は苦しまないが一番。心に余裕があるからこそできること。自分を大切にした先に、かっこいい応援ができる。そして、かっこいいファンになれるのだと思います。だいぶ逸れてしまいました。

今年はとにかく社会人野球に集中する。だからどうしても去年のように俊敏に動けません。私のできる範囲のことで支援をする。かっこいいファンでいたいから。後悔しない一年に。一生懸命駆け抜けます。


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