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【泣】少年野球に熱中した父親の末路(1)

~プロローグ~

 私には3人の息子がいる。
 彼らを仮にイチタ(長男)、ジロウ(次男)、ミツキ(三男)と呼ぶことにする。イチタは現在大学2年生、ジロウは高校1年生、ミツキは小学6年生だ。
 3人とも小学生の頃、同じ学童野球チームで野球をやっていた。地域に根ざしたごく普通の少年野球チームだが、正確に言えばミツキはまだ所属していて、約3ヶ月後、12月初旬に行われる公式試合を最後に卒団することになる。
 長男イチタは小学2年生の頃に入団し、4才年下のジローは3年生、さらに4才離れたミツキは小学2年生で入団して現在6年生だ。つまり私は足かけ13年もの間、父親として少年野球に関わってきたことになる。

 この13年間、毎週土日を少年野球に捧げてきた私にとって、残り3ヶ月でこの生活が終わるのは非常に感慨深い。と同時に、寂しさとちょっとした恐怖も感じている。野球がなくなった土日をどうやって過ごせば良いのか。ミツキは公立中学校の野球部に入部すると決めているので、父親の出番はあまりないし、そもそも趣味らしい趣味がないアラフィフの自分に、あまりお金がかからず、健康的で、交友関係が広がるような趣味がこれから見つかるだろうか。

 このnoteを始めたのは、そうした恐怖感を払拭するために何か新しいことを始めようという苦肉の策だ。ただ私の13年間の経験が、現在少年野球に関わっている親の皆さん、これから関わろうとする親の皆さんのお役に立つかもしれないというちょっとした希望もないわけではない。
 さらに欲を言えば、3人の息子たちが何らかの形でこの文章をみつけ、いずれ自分が親になったときの反面教師にしてくれればと願って最初の投稿とさせてもらう。 
 


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