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適温


毎朝、有機抹茶と定期購入しているアームズメソッドの自家焙煎コーヒーをいただくのですが、

『あぁ 美味しい‥』と思わず声が出たとき、お水や素材の良さは当然のことながら、温度がかなり重要なのではないかと感じます。

食品の素材を最大限に生かす温度と、人間が美味しく感じる温度は必ずしも同じではないでしょう。

そして、温度という刻一刻と変わる繊細な概念、変わり続けることの意味や意義、様々な物事の難しさや素晴らしさが込められているようです。

最近、私の課題は目下『脱皮』です。

同じところで、同じことをして何年も経っていた状態に、ぬるま湯の心地良ささえ感じていました。

もう少し熱めのお湯に飛び込んでみたい、との心の声をずっと無視し続けていました。

だからでしょうか、普段はあまり深く気にしたことがない『温度』、がこんなにも重要だとか美しいと感じる瞬間。


ちなみに、私がいつも飲んでいるとあるお店のコーヒー、アームズメソッドは欠点豆を除いて50℃のお湯で豆を洗い汚れを落としているそうです。お湯を含ませたまま焙煎機に投入して水蒸気焙煎で豆の芯までキッチリ乾煎りていて、雑味のないスッキリした透明感のある冷めても美味しいコーヒーだそう。

こんなひと手間が本当に有り難く、頭が下がる思いです。

コーヒーが日本に輸入される場合、有機JAS認証豆以外は入国前にポストハーベスト(バルサンのような農薬)処理されているそうです。

このようにコーヒー生豆には現地の泥水、食品レベルとは思えない梱包、保管、輸送方法、ポストハーベストなどの汚れが付着したままで、この生豆を90%以上の焙煎者は洗わずにそのまま焙煎しているともいわれているそう。

これが事実だったとして、ヨシとするかダメとするかは個人の選択ですね。

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このコーヒーカップの画像は、ホテルグランヴィア大阪さんのレストランでお食事させていただいた時のものですが、コーヒーが出てきたときのスプーンのセットの仕方がこのようにやや風変わりに思えたので興味が湧き、ウエイターさんにお聞きしたら、創業当時からこのようなスタイルなのだとか、ウエイターさんも理由は詳しくは分からないとお答えいただきました。

きっと、何かのルーツがあるのでしょう。面白いですね。

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