見出し画像

調べもの02:「世界は私を待ってくれない」

クラフトビールを手始めに2つ買って飲んでみたのですが、細かいニュアンスはなんとも説明できなくて曖昧に笑ってごまかした前川です。

幸せ舌すぎて「うまい」「めっちゃうまい」「苦い」くらいしか味の感覚はないし、色は12色くらいしか感じられない私は果たしてやっていけるのか?!
とは思いましたが、決めたのでやっていこうと思います。
(根拠なし)

ひとまず缶のデザインとビールの色の違いを楽しんで終わりました。
最初はよくある「よなよな」と「水曜日のネコ」にて。本当になんでこんなパッケージどれもこれもカワイイでしょうか。

画像1

カワイイ


さて、先日友人から聞いたのですが
近頃「全国起業部マップ」なるものがあるそうです。

経営学部、は大昔からありましたが、「起業部」という言葉は始めて聞きました。
学生主体で、自分たちで動いていったりするのかな?面白そう!と思ったのでちょっと調べてみました。

経営学部とはどう違いそうか?

前々から、経営学部=経営者ではないと、
「好きなことで生きていく」40分動画が有名なDJ社長や、身近な経営者さんからはよく聞いてきた話。

学問として経営を学ぶとき、自身が起業家を目指すなら、
学ぶ先生が起業を経験済み・未経験・軌道に乗せた・乗せてない、は重要なポイントだそうです。
起業の際のゾッとするような失敗談も、血が沸くような興奮も、リアルな体験をした方からしか聞けません。

あくまで学問として興味があったり、企業内で経営部門に就職するなど、自分で立ち上げを希望しない方向けの学問と、
自分自身でやっていきたい!道をつくりたい!という方が学ぶ範囲は違うため、あくまでも自分の進路にあった情報を取っていく必要があります。

DJ社長が学部の先生にどうやったら社長になれるか?聞いたらその先生は答えなかったという話が印象に残っています。

20-30回は見ていた動画。このあと私は300人会場を借りてイベントをやりました。

全国起業部マップを見てみた

さて、今回友人がシェアしてくれたのがこちら。
日本の大学において、2018年から今年にかけては「起業部」「起業サークル」なる団体の設立が250%伸びで増加しているとの調査。
既に体感はありましたが、具体的に全国に起業家が増える未来がより具体的になったかなと。


最近大学生とたまに話す機会があって(つまり外に飲みに出ている社交性が高めの大学生のみの傾向になりますが)
所感では数人に1人は就職後3年を想定して起業を視野に入れているイメージでした。
テニス部に入ったり弁論部の並びに「起業部」がある感じなのでしょうか。面白そうです。

起業部とは何をするのか?

いくつかの大学の要項を見ただけにはなりますが、
・国内外のビジネスコンテストに参加
・実際に学生起業をする
・経営者講演会で学ぶ
・将来的にその学生が起業した際に出資する可能性がある
と謳っているところもありました。

私の周りにはわずかに学生起業を経験した方はいらっしゃいますが、
・男性が多い
・軌道に乗らなかった人も多い
・人数が少ない
という印象がこれまで。

ここからは起業部、更には「学校内で起業している率が1%から5%に増えた!」とか「20%が学生起業している時代に!」とかになるのでしょうか。
起業しやすい土壌があれば割合は増えていきそうです。

なぜ若者は起業部を目指すのか

私自身の経験で言えば「1人だったら絶対に起業していないだろうな」ということは確か。
もともと起業したいどころか、表に立ったり一番手になったりという素養はないと思い、「すごい人の2番手になりたい」願望で毎日終電まで会社員をやっていた人です。

そんな私がなぜ起業したか?
完全に先輩の影響です。

「仕事もプライベートも100:100で毎日楽しいよ!」
と笑う先輩の、大手を辞め、自分で次々事業を軌道にのせていく姿を見て、
人生全てを自分でデザインできる起業家の道が初めて私の進路に現れました。

画像4

きぎょうかへのみち が あらわれた!


思えば高校のころ弓道部を続けたのも、隣の席の渡辺にくっついて体験入部に行ったら、気づいたら3年やり通していたという結果論。

「コミュニティに参加したら、キチンとやり続ける」
これは昔は受け身と自認していましたが、結構重要な強みだったかもしれない、と最近は思うようになりました。
がんばる!と決めて一歩踏み出しても、すぐに投げ出す人の多さを肌で感じてきたからです。

画像3

手足を投げ出すネコ。

兄がサッカーをしていたら弟もサッカーをするようになったり、
音楽が好きな家に生まれたら子どもたちがみんな音楽を好きになったり、
人は必ず影響を与え合う組織型の生き物。

ヤンキー集団の中で1人で真面目でいることが難しいように、
エリート集団の中で1人でガラスを割って回ることは簡単ではありません。

周りからの作用で、今の自分の行動・価値観が醸造されている。

ということは、周りの環境を「自分の将来にとっていいもの」に変えていけば、その作用で希望の未来に近づいていきます。
理想とか、理想に向かっている人と時間を共にするほど、いい意味でサボりにくく、努力しやすくなっていきます。

また、人は未経験ゾーンに行く、までは多少なりとも前例が出てくるのですが、
そこから「たった1人で継続し続ける」ことが難しかったりします。
例えば…

・1人で続けるモチベーションが持たなかった
・大人になるにつれだんだん「今のままでいいや」となってしまった
・周囲にネガティブなことを言われ、足が重くなってしまった

などなど。
まるで「ダイエット」「勉強」のような一般的な感覚ですが、起業に向けて進む道にも同じように「1人の孤独」が立ちはだかります。

起業そのものは、決して難しくありません。
諦める方は、能力がないのではなく、たった少しのこんな要因で立ち止まってしまうことがあります。

能力があって孤独な人より、平均的で起業仲間がいる人の方が継続している。

能力云々というのは継続のあとに来る話です。
大きな会社にしたい、革新的なことをしたい、カリスマになりたい、など未来を描いてワクワクするかもしれませんが、
先を望む前に手前の一歩を継続できるか否か。経営を持続させていけるか。

栄光を手に入れるためには、「結果が出るまで継続できる」という地味な工程があるのです。



起業部のメリット。
ほぼ間違いなく「仲間が得られる」だと思います。

スポーツでも応援されれば火事場の馬鹿力がでるように、
娘がいるお父さんが仕事をもうひとふんばりできちゃうように、
「味方」の存在が心に与えるエネルギーはすごいもの。

孤高の戦士にならなくていい。
ワンピースみたいに好きにお互いの夢を掲げて仲間と一緒に走っていけるのは、良いことだと思います。

画像2

学ぶ場所の決め方

その実、起業や経営を学ぶ場所はそもそも昔からありました。
私自身も過去行ったスクールや、今も学んでいるコミュニティはあります。

経営者という生き物は自身が学んできた分、後輩に聞かれて教えるのが好きで、忙しい方ほど後進に頼まれて学び舎をつくっていたりします。
自営業、1店舗型の経営者の方はスペシャリスト気質なのでこの限りではありませんが、
他事業展開している経営者はその時点で多くの人と関わっているわけですから、後進を育てているケースも多いです。

本気なら、学生同士が集まる起業部にこだわらず、
社会人や起業家に直接コンタクトを取って経験談を聞いたり教えてもらったりしてもいいかもしれません。

あくまでもコミュニティに入って一安心、ではなく
(海外にホームステイしに行って、結局身近な日本人同士でつるんだ人が英語を習得できずに帰ってくるのと同じように)
自分が流されずにちゃんと海外の人と交流して、英語のスキルを◎◎くらいまで上げるぞ!と決めること。

自分の将来設計を描き、自分から情報を取りに行くことが重要だと思います。
「なぜ起業部、起業コミュニティに入りたいのか」
「馴れ合いでなく切磋琢磨していく覚悟があるか」
「いざというときは自分で切り開いていく気持ちがあるか」
などは明確にしていくといいかもしれません。

目的によっては、起業部よりも外部コミュニティの方が自分に合っていた、なんてケースもありえます。

ある程度の方針のなかで結果をつくっていく会社員の難しさ・面白さと、
自分の大義で道を開き価値提供をしていく起業家の難しさ・面白さは全く違いますので、
両者との接点を増やして、自分の望む未来を早め早めに疑似体験するのもいいかもしれませんね。

向こう数年の想像

このニュースを信じるのであれば、起業部自体は、全国に徐々に広がっていくことが予想できます。
コロナ以降、既に就職済みの方も働き方を見直したり、Youtuberやインスタグラマーの台頭によって「会社員が全てではない」という価値観も浸透しつつあることも背中押ししそうです。

昔「公務員こそが最高の就職先」が世間的な通説になるほど信じられていた時代があったそうです。
「大手企業に勤めることが勝ち組への一歩」という価値観が、続いて古くなってきています。
起業を志す人が増えるのは、必然の流れと言っていいでしょう。

個人的には、
向こう数年は東京大阪の豊かなマーケットで最新の情報を取りながら経営基盤をつくり、
希望者は地元で他事業展開をする、というのが定石じゃないかな〜と思っています。

もちろんやりたいことや、事業内容によってはそれにこだわらなくてもいい。
これから目指す人には、めちゃくちゃおもしろい先輩や仲間に囲まれて、学びまくるといいんじゃないかなと言ってます。

例えば2030年くらいには、全国で今以上に起業家が群雄割拠していること間違いなし?!
これは既に起業済みの立場からしても、ワクワクする事態です。
楽しくなってきたっ!!

今さえ懐かしく感じる8年後までに、今なにをするか。
何も動き出さなくても、行動して失敗しても成功しても、未来は等しくやってきます。

先駆けて結果をつくります。

本日もありがとうございます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?