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#毎日note
「え?それってそんなに大切なことなの?」
過去に拘って、ずっと生きてきた。
何かを取り戻すために生きているような気がしていた。
「あの時こうだったら」という後悔がずうっと自分のモチベーションになっていた。うまくできなかった自分が、今の自分を作ってきた。
満足できない自分がいて、常に今でなく、未来や過去に目が向いている。
今の大変さは、過去の出来事の借金返済のせいで、今起きている満足感をリアルタイムに感じられていない。
そんな時、
だって上の方が濃いでしょう? 【他愛もない会話】
僕は車を止め、コンビニでカフェラテを買った。そして、車で待つ彼女にそのまま渡す。
「ありがとう」と彼女はそれを手に取り、にっこりと微笑む。
そしていったんストローの先を容器の底まで差し込んで、少し考えるようにしてまたストローを持ち上げる。
それから本当においしそうにコーヒーを啜った。
「なにかあったの?」僕は訊ねる。
「だって上の方が濃いでしょう?」彼女は答える。
「ふーん、じゃあ下の方は
花火を見ていたら、マッチョな男を思い出した。 【また、花火をたくさんの人が楽しめますように】
先日、花火の音が聴こえてきたので、ベランダにでてみると、向かいの家のすきまから花火がみえた。
コロナ収束を願ってのシークレット花火なのだろう、運が良いと思う。
すぐさまハイボールときゅうりののり巻きを用意して、醤油をちょんちょんとつけ、ぱりぽりやりながら見る。うまい。
そんな風にして花火を見ていたら、ずいぶんと昔のことを思い出した。
もう20年も前になる。二十歳くらい時の話。
僕はその頃、