見出し画像

隣の芝生を手に入れたらどうなるか

「隣の芝生は青い」
という言葉がある。

この言葉は、同様の言葉が
海外にもあるようだ。
英語だと、
The grass is always greener on the other side.

要は、「無い物ねだり」ということなのだが、
古今東西共通の、人間心理なのだろう。

現代は、SNSの普及により、
他人に関する情報が、
求めていなくても入ってくる時代。
本来であれば、
実生活で関わることのない人の
暮らしぶりなどが目に入って来るし、
逆に、仲良い人の情報も、
必要以上に入ってくることがある。

このような状況だと、ついつい、
自分と他人を比較してしまい、
人をうらやんだり、あるいは、
劣等感に苛まれたりすることが
あると思う。

私は割とこの傾向が強いので、
FacebookやInstagramなどのSNSは、
何年も前にスッパリやめた。

それでも、たま~に、
「隣の芝生は青い」症候群に
悩まされることがある。

理由はハッキリしていて、
女性の人生のルートが無限にあるから。

多様性とかジェンダーレスなどといった
言葉が飛び交う昨今の風潮には
そぐわないかもしれないが、
男性は、なんだかんだで、
仕事が人生のメインストリートに
置かれることが多いと思う。

その一方で、
女性の生き方は千差万別。
家庭に入って育児メインで生きる人、
結婚せずに仕事メインで生きる人、
メインをあえて決めずに
色々なことをやってみる人(私です)など。

だから、人生の分岐点も多い。
若いときは、
過去のルートAという選択に対し、
本当はルートBのほうがよかったかな、
とモヤモヤ考えることがあった。

でも、過去の選択は、
そのときの自分が考えて
ベストだと思って選んだこと。
人生は、どういう選択をするかではなく、
した選択を正解にするかどうか
だ、
ということを悟ってからは、
過去についてはどうでもよくなった。

しかし、「今」と「未来」については、
検討の余地があるので、
たま~に隣の芝が青く見えるのだ。

そんなある日、
以下の動画を見た。

確かに、実際に隣の芝に踏み込み、
その芝を手に入れたとして、
思ったような幸せが手に入るかは微妙だ。

例えば、成功しているYouTuberが
うらやましいとする。
実際にその立場に自分がなったとしたら、
連日の動画撮影・編集や、
週刊誌を気にして自分の言動に気をつけたり、
といったことに疲弊し、
こんなことなら、平凡でも
気持ちに余裕のある生活が良かった…と
また別の芝が青く見えたりしないだろうか。

すべての芝が手に入ることはないのだから、
結局のところ、自分を肯定しつつ、
自分の芝を、自分の基準で
より良いモノにしていくしかないのだ。

あと、もしかしたらだけど、
自分の芝も、他人から見たら、
案外キレイな色をしているかも。

読んでいただき、ありがとうございます。
スキ・コメントいただけると嬉しいです(^ ^)

▼関連記事

▼関連書籍

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?