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田舎の主婦(ニート)が都内正社員に復帰する

ここのところ数か月の間、激動の日々を過ごしていた。

夫が急に都内の会社に転職することになり、
この会社には転勤がないので、
約7年間にわたる転勤帯同生活に、
終止符を打つことになった。

この7年の間に、色々なことがあった。
正直、嬉しい・楽しいことよりも、
つらいことのほうが多かった。
子に恵まれてからは、肉体的にきつい場面はあっても、
自分のキャリアの方向性が固まったこともあり、
精神的に追い込まれることは少なかった。

結論から言うと、夫の転職に合わせて、
私も転職活動を行い、なんとか正社員で内定をいただいた。
転勤帯同中は、ずっと非正規で仕事を続けてきたので、
7年ぶりの、正社員復帰となる。
この転職活動については、別途記事を書こうと思う。

結婚後、夫の転勤に合わせて、
新卒入社した会社を退職してからは、
①専業主婦(ニート・子なし)⇒②兼業主婦(パート・子なし)
⇒③兼業主婦(パート・子あり)
⇒【New!】④兼業主婦(正社員・子あり)
というキャリアを歩んできた。

一番精神的にキツかったのは、①のとき。
ラク ③>>>②>>>>>>① キツイ
何がキツイって、やっぱり立場が
どう考えても弱い
ところだろう。
これだけ共働きが当たり前の時代になって、
家事を時短・外注できる方法も無数にあって、
子なしで家事専門というのは、立場が弱すぎる。
そのことで夫に何か言われたわけじゃないけど、
例えば流行したアニメの名言を、
他人事として捉えられない自分がいた。

夫の転職は、急に決まったことだったんだけど、
転勤族の夫を持つと、妻は自動的に非正規雇用となり、
時代にそぐわない
ため、早々と軌道修正できて、
ホッと胸をなでおろしている。

共働きが当たり前の時代では、
片働き(多くの場合、夫)でいくら稼ぐというより、
世帯収入がいくらか、ということが大切
だ。

実際に、夫だけで1000万円稼ぐより、
夫婦合わせて1000万稼いだほうが、
税金的にもお得だ(例えば650万+350万の場合)。

コロナという異常事態が起こり、
テレワークが普及した今となっては、
人気の職業も変わってきている。

共働きが前提なのだから、
夫婦ともに、育児に理解がある職場で、
テレワークなど柔軟な働き方が
できればできるほど、ありがたい。

一方で、テレワークやフレックス勤務ができない職業・職場は、
この少子化の世の中で、どんどん人集めに苦戦すると思う。
ましてや、転勤がある会社なんて、もってのほかだ。

ここ最近の政府の動向を見ていると、
子育て支援への力の入れようが半端ない。
実際に子をもってみると、
税金により手厚い優遇を受けていることを実感するので、
実は、子なしの人は損(税金による優遇度合いが低い)
という考え方もできる。

裏を返せば、子を産み、かつ働いてもらわないと、
国の財政は成り立たないとも言える。

これを、マイナスとみるか、プラスとみるか。
私はプラスとみている。

ひと昔前までは、結婚出産後も
キャリアを継続できるのは、
ほんの一握りの、専門職の女性に限られていた。
もしくは、実家近居・同居でサポートがある女性。

でも、今は、国を挙げて、
子育てと仕事の両立を後押ししている。
保育園は、以前より入りやすくなっているし、
シッターさんや一時預かりなどのサービスも豊富だ。
改善の余地はまだあるけど、
病児保育の利用も手軽にできるようになってきている。

何より、一番大きいのは、価値観の変化だ。
「子どもを預けて働くなんてかわいそう」
なんていまだに言ってるのは、
きっと一握りの高齢の方や時代についていけてない方で、
「子どもを育てながら、働くなんて偉い」
という価値観が浸透
してきていると思う。

だから、肉体的にきついこともあるけど、
女性が子をもち、なおかつ働き続けることで、
結果的に生きやすくなる。
これが大きなメリットだ。
経済的に自立しているに越したことはないし、
仕事も育児もやっているのだから、
夫よりも義母よりも、立場は圧倒的に上だ。
(これもあって、最近は子どもの性別で
男の子が不人気なんだと思う。)

ネットでは、ネガティブな声が目立つから、
子どもいて育児も家事も、なんて無理!
と思う人もいるかもしれないが、
やってみれば、なんとかなる。
というか、なんとかするしかない。

何度でもいうけど、
肉体的にはきつくても、精神的にはラクで、
社会的評価も得られる
ので、
子持ち共働きを、私は強くお勧めする。



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