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30年程前、応用教育心理学研究会に参加していた
メンバーは小児科の医師、看護師、学校の教師
保育園の園長、保育士、それにカウンセラーや親だったが
何故そんな会に参加していたかというと
子育てに色々悩んだ時期だったから😓
その会の中で問題になったのは
日本人は母性が強く、父性が弱いということだった
私も思い当たることが多く
父性に関する本を熱心に読んだものだった😅

河合隼雄氏は
日本は母性原理主義の国だと喝破され
私は大いに賛同したものだったが
小此木啓吾氏は
父性を「自由の限界を示すもの」と定義し
執行原則(宗教、規範)と
現実原則(自然の厳しさ、貧しさ)に分けられ
日本の父性は現実原則にあると説かれた😅

一神教の国では
父親が神の代理人のような存在と見なされるが
それは畑作牧畜文明で、森が失なわれ砂漠化したことによって
森の神々が消え、天候神が唯一残ったからではないか

一方、水を分け合う文明には森が残り
多神教が残ったこの国には
日本的な父性があるのではと思うようになった😅

それは昨日の甚兵衛さんが、水利共同体全体のために
利他的に黙々と
自分の役割を果たすことに表れているのではないか
と考えてしまいましたが

これ以上はテーマが大きすぎて
今の私の頭では無理です😅


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